ホームシアターがあれば、臨場感のある映像と音で、お気に入りの映画・ドラマ・アニメを好きなときに楽しめます。そんなホームシアターを自宅に導入するなら、失敗も後悔もしたくないですよね。
そこでこの記事では、初心者向けに「失敗しないホームシアターの選び方」をご紹介します。また、初めてのホームシアターにおすすめのプロジェクターも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
初心者向けホームシアターの選び方
ホームシアター初心者の方が、ホームシアターの機器や構成を選ぶ際のポイントは4つあります。それぞれのポイントをしっかりと押さえて、失敗しないホームシアター選びを目指しましょう。
1. 予算を決める
ホームシアター選びでまず大切なのが「予算を決める」です。一口にホームシアターと言っても、機器の性能や価格やピンからキリまであります。
ホームシアターに定義はないので、10万円で作成することも、100万円で作成することも可能なのです。だからこそ、まずは予算を決めることが大切。
「とはいっても費用相場がわからない」という方は、以下の記事でホームシアターの費用について解説しているので、合わせてご覧ください。
2. 出力機器を決める
続いて、ホームシアターを構成する「出力機器」をどうするか決めましょう。具体的には、大画面テレビ(ディスプレイ)かプロジェクターかの選択になります。それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
大画面テレビ |
プロジェクター |
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メリット |
明るい部屋でも観やすい テレビ番組も観れる 鮮明な映像を楽しめる |
大画面テレビよりも安価 自由にレイアウトできる スペースを活用できる NHK受信料がかからない 映画らしさを満喫できる |
デメリット |
画面サイズが大きいと高額になる レイアウトが限られる NHK受信料がかかる |
明るい部屋では観れない |
大画面テレビとプロジェクターはどちらも一長一短があります。ただし、ホームシアターとして「映画らしさ」を楽しみたいなら、プロジェクターがおすすめです。
白く広い壁であれば直接投影できる上に、プロジェクタースクリーンを購入しても大画面テレビを購入するより安価です。
用途も幅広いので、ホームシアターを自宅に設置するなら出力機器はプロジェクターをおすすめします。
3. 音響機器を決める
続いて、ホームシアターを構成する「音響機器」をどうするか決めましょう。具体的には、ステレオシステム、サラウンドシステム、ヘッドホンから選択します。
ステレオシステムとは、2つ以上のスピーカーと1つのサブウーファーで構成する音響システムです。一方、サラウンドシステムは5つ以上のスピーカーと1つのサブウーファーで構成します。
サラウンドシステムの方が臨場感・立体感のある音が楽しめるものの、ステレオシステムよりも費用が高額になり、設置スペースも必要です。
そこで、ステレオシステムよりも臨場感・立体感のある音を楽しみたい方には、「サラウンドヘッドホン」をおすすめします。サラウンドヘッドホンは、ヘッドホンでありながらサラウンドシステムのような臨場感・立体感を楽しめる製品です。
サラウンドシステムを構成するよりも安価に購入できる上に、ステレオシステムよりも質の高い音を楽しめます。
ただし、サラウンドヘッドホンといっても性能・価格はピンキリなので、製品選びを外さないよう注意しましょう。
4. 設置レイアウトを決める
最後に、ホームシアターの「設置レイアウト」を決めましょう。たとえば出力機器としてプロジェクターを購入する場合は、投影距離によって画面サイズが変わります。
部屋のスペースによっては希望通りの画面サイズで視聴できない可能性もあるので、事前に設置レイアウトを考えるのは重要なことです。
設置レイアウトを考えた上で、プロジェクターやスピーカーの位置などを考えると、最終的なホームシアターの構成を決めることができます。ホームシアターの設置レイアウトについては、以下の記事を参考にしてみてください。
初心者がホームシアター選びで失敗しないポイント
続いて、初心者がホームシアター選びで失敗しないポイントをご紹介します。ホームシアター導入で後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
予算を一定額確保する
ホームシアターに定義はないので、自分が納得できる環境なら、どんな構成でもホームシアターと呼べます。ただし、予算を一定額確保しないと「粗悪品」を選びがちになるので注意してください。
理想の予算は「5万円〜」です。たとえば、スマホ型モバイルプロジェクターの「カベーニ」は39,800円(税込)で購入できます。残りの1万円で2.1chステレオスピーカーを購入できるため、最低限のホームシアターを整えられます。
機器構成はミニマムに
ホームシアター選びで失敗しないためにも、機器構成はミニマムを意識しましょう。いきなり高額な機器構成で揃えてしまうと、「ホームシアターはやっぱり必要なかったかな」と思ったときに、大きく後悔してしまいます。
極端な話をすれば、まずはモバイルプロジェクターが1つあれば十分です。モバイルプロジェクターだけでも映画らしさを楽しめるので、ミニマムな機器構成で後悔しないことをまずは目指しましょう。
さまざまな用途を考える
ホームシアターを「映画を観る」ということに限定すると、活用の幅が狭くなります。そこでさまざまな用途を考える必要があり、モバイルプロジェクターであれば室内でも屋外でも使用できるので、幅広い用途で活用できます。
以上が、初心者のホームシアター選びで失敗しないためのポイントです。
初めてのホームシアターなら「モバイルプロジェクター」がおすすめ
ここまでの内容で何度か登場したように、初めてのホームシアターなら「モバイルプロジェクター」が非常におすすめです。
モバイルプロジェクターは小型・軽量で持ち運びも可能なプロジェクター製品であり、ホームシアターだけでなく、さまざまな用途に対応できます。
また、壁やスクリーンに投影するだけでなく、天井に投影できるモデルならさまざまなスタイルでホームシアターを楽しめるので、初めてのホームシアターにおすすめです。
以下の記事ではおすすめのモバイルプロジェクターを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、初心者向けに「失敗しないホームシアターの選び方」をご紹介しました。初めてのホームシアターは快適な環境づくりを目指すよりも、「後悔しない環境づくり」を目指しましょう。
失敗するリスクを常に考えながら機器構成や購入する製品を選べば、万が一「ホームシアターはやっぱり要らない」と思っても、後悔せずに済みます。
以下の記事ではホームシアターで後悔する理由を解説しているので、この記事と合わせてご覧いただければ、より失敗しないホームシアター選びを目指すことができます。