「テレビ離れ」が続く中、需要を高めているのがモバイルプロジェクターです。VODアプリやYouTubeアプリが内蔵されている製品が多く、好きな動画を好きなときに、好きな場所に投影できる製品として人気を集めています。
この記事ではそんな、モバイルプロジェクターのおすすめ10選をご紹介します。小型・軽量・高コスパの製品を厳選したので、モバイルプロジェクター選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
モバイルプロジェクターのおすすめ10選
それでは早速、小型・軽量・高コスパのおすすめモバイルプロジェクター10選をご紹介します。
1. カベーニ
製品価格:39,800円
カベーニは、カベーニシリーズのエントリーモデルであり、価格・性能ともに一人暮らしにフィットするプロジェクターです。
たとえば同程度の性能を持つプロジェクターと比較すると価格が5,000円ほど安く、しかもサイズや重量は半分以下。iPhone16とほぼ同じサイズの本体に、プロジェクターとして必要な機能が全て揃っています。
また、カベーニシリーズは三脚やオーディオケーブルなど必要な付属品が整っているのも大きなメリットです。届いてすぐに天井投影も楽しめるので、ベッドに寝転がりながら映画やドラマ、アニメなどを楽しめます。
5000mAhのバッテリー内蔵しているので、コードレスなら最大2時間半の連続視聴が可能。モバイルバッテリーに接続すれば視聴時間をさらに伸ばすことができます。
キャンプなど屋外でのレジャー・イベントでも使用できるので、小型・軽量かつ非常にコスパの高い製品です。
2. カベーニプロ
製品価格:49,800円
カベーニの上位モデルであるカベーニプロ(カベーニプロ)は、カベーニよりも4倍明るく、最大150インチの超大画面で映画やドラマ、アニメなどを楽しめます(カベーニは最大130インチ)。
また、カベーニよりも輝度が高いので昼間でも遮光カーテンをひいて部屋を暗くすれば、ハッキリとした映像を投影できます。
もちろんバッテリー内蔵なので、部屋中どこでも投影でき、屋外でも快適に使用できます。スピーカーが内蔵されていますが、高性能なBluetoothスピーカーに接続すれば本格ホームシアターに早変わりします。
3. カベーニプロ2
製品価格:79,800円
カベーニプロ2はカベーニシリーズのハイエンドモデルであり、カベーニよりも4倍明るく、バッテリー容量は約2倍あります(10500mAh)。フルHDによる高画質な映像を投影でき、NetflixやHulu、ディズニープラスなど主要なVODアプリに対応しているので、無数のコンテンツを楽しめるのが特徴です。
カベーニシリーズの中では比較的重く、重量は542gあります。それでも500mlペットボトル1本分の重さなので、お部屋はもちろん、屋外でも鮮明な映像を思う存分楽しめるのがカベーニプロ2です。
ちなみに、「フルHDのコードレスで最大3時間稼動するモバイルプロジェクター」の中では、日本最軽量となっています。付属の専用三脚を使用すれば届いたその時に天井投影を楽しめるため、追加コストがかからないのも嬉しいポイント。
カラーはシャンパンゴールド×ホワイト、ブラックの2色展開なので、インテリアに合わせてお選びいただけるのもカベーニプロ2の特徴です。
4. BenQ GV30
製品価格:69,800円
BenQ GV30はBluetoothスピーカーを搭載したモバイルプロジェクターであり、映像だけでなく音楽も楽しめる製品です。柔軟な角度調整により天井投影も可能なので、ベッドで寝転がりながら映像を楽しみたい方にもおすすめ。
ただし、カベーニシリーズに比べると重量が1kg以上重くてサイズも大きく、バッテリーを内蔵していないので、外への持ち運びや部屋間の持ち歩きには不向きです。
<カベーニ・カベーニプロ・カベーニプロ2とのサイズ比較>
カベーニ |
カベーニプロ |
カベーニプロ2 |
BenQ GV30 |
|
サイズ (厚さx幅x長さ) |
1.7cm×8.0cm×14.5cm |
2.9cm×11.4cm×11.4cm |
3.4cm×12.8cm×12.8cm |
12.0cm×18.5cm×19.6cm |
重量 |
220g |
465g |
542g |
1.6kg |
BenQ GV30は据え置きタイプのように使用するケースが多いため、モバイルプロジェクターに比べて利便性が少し落ちます。
5. Nebula Astro
製品価格:34,990円
Nebula Astroは球体型のデザインがおしゃれなモバイルプロジェクターです。重量はわずか380g、手のひらサイズなので持ち運びも可能。ただしカベーニに比べるとバッテリー容量が3250mAhと少ないため、屋外などコンセントを使用できない場所ではモバイルバッテリー必須です。
<カベーニとNebula Astroの比較>
カベーニ |
Nebula Astro |
|
価格(税込) |
39,800円 |
34,990円 |
サイズ |
1.7cm×8.0cm×14.5cm |
9.12cm×8.2cm×8.92cm |
本体重量 |
220g |
380g |
OS |
Android 11.0 |
Android 7.1 |
投影サイズ |
6〜130インチ |
30〜100インチ |
明るさ |
1000ルーメン |
100ANSIルーメン |
コントラスト比 |
2000:1 |
400:1 |
解像度 |
フルワイドVGA |
フルワイドVGA |
台形補正 |
上下自動±40° 左右手動±30° 四隅手動補正 |
上下自動 左右手動 |
バッテリー容量 |
5000mAh |
3250mAh |
また、リモコンの赤外線受光部が背面に付いているため、天井に向けるとリモコンが効きにくくなる点にも注意しましょう。
6. Nebula Capsule 3
製品価格:69,990円
Nebula Capsule 3は円筒形の小型プロジェクターで、カベーニプロ2と同じようにフルHD(約200万画素)の映像を楽しめます。ただしコントラスト比は「400:1」と、カベーニプロ2の10分の1以下なので、くっきりとした映像で楽しみたいならカベーニプロ2がおすすめ。
公式のプロジェクタースタンド(4,990円)が必要なので、天井投影を楽しむ場合はプラス5,000円と考えましょう。
7. ETOE D1 EVO
製品価格:18,999円
ETOE D1 EVOはシンプルな形状・デザインの小型プロジェクターです。製品サイズが比較的大きく、重量は1kgあるため屋外での使用には向きませんが、室内であれば十分なクオリティの映像を楽しむことができます。
カベーニ
|
カベーニプロ
|
カベーニプロ2
|
ETOE D1 EVO
|
|
サイズ
(厚さ×幅×長さ) |
1.8cm×8cm×14.5cm
|
2.9cm×11.4cm×11.4cm
|
3.4cm×12.8cm×12.8cm
|
15.2cm×10.0cm×17.2cm
|
重量
|
220g
|
465g
|
542g
|
1.0kg
|
また、ETOE D1 EVOはバッテリーが非搭載なので、電源コードで常に接続する必要があります。
8. FunLogy HOME2
製品価格:14,800円
FunLogy HOME2は低価格帯のプロジェクターの中で人気の高い製品です。低価格ながら十分な輝度があり、エントリーモデルとしてもおすすめ。
天井投影などはできませんが、一般的な用途であれば十分なスペックを備えています。ただし、バッテリーを内蔵していないので、使用する場所はコンセントの近くに限定されるのが難点です。
また、アプリを内蔵していないため、映画などを投影するにはパソコンやスマホとの接続が必要です。
「スペックはそこそこに価格を重視したい」という方は、検討してみてください。
9. Adget Pocket Projector
製品価格:44,880円
Adget Pocket Projectorは円形・アウトドア向けのデザインが特徴的な小型プロジェクターです。性能はカベーニと同等ですが、重量は425gとやや重め。
アウトドアシーンに溶け込むデザインとなっているので、キャンプ好きの方におすすめの製品となっています。
10. dreamio EF-21
製品価格:108,900円
dreamio EF-21はエプソンが販売する、比較的コンパクトな小型プロジェクターです。フルHDの解像度を持ち、コントラスト比が高いので鮮明な映像を楽しめる機種として人気があります。
ただし、コード式の小型プロジェクターなので、屋外では使用できません。
カベーニ
|
カベーニプロ
|
カベーニプロ2
|
dreamio EF-21
|
|
サイズ
(厚さ×幅×長さ) |
1.8cm×8cm×14.5cm
|
2.9cm×11.4cm×11.4cm
|
3.4cm×12.8cm×12.8cm
|
19.1cm×19.7cm×11.1cm
|
重量
|
220g
|
465g
|
542g
|
2.3kg
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モバイルプロジェクターの基礎知識
続いて、モバイルプロジェクターの基礎知識をご紹介します。製品比較を行う際は、ぜひ参考にしてみてください。
「ルーメン」とは
ルーメンとは、モバイルプロジェクターの「明るさ」を表す単位です。ただし、ルーメン・ANSIルーメン・ISOルーメンといった異なる単位が存在し、それぞれ測定方法などが異なります。以下の記事ではモバイルプロジェクターのルーメンについて解説しているので、参考にしてみてください。
明るい部屋でも使えるのか
モバイルプロジェクターはある条件を満たした製品ならば、明るい部屋でも比較的鮮明な映像を楽しめます。以下の記事では、明るい部屋でも使えるモバイルプロジェクターの条件や、明るい部屋で映像を楽しむ工夫を紹介しているので、参考にしてみてください。
コントラスト比とは
コントラスト比とは、モバイルプロジェクターが映し出す映像の、「最も明るい部分と最も暗い部分の比率」です。
コントラスト比の値は「2000:1」などと表記され、左側が明るい部分、右側が暗い部分を意味します。つまり「2000:1」の場合は、明るい部分が暗い部分に対して、2,000倍の明るさがあることを意味します。
コントラスト比が高いほど、映像の明暗はハッキリします。そのため、ルーメン値が同じ製品で比較すると、コントラスト比が高い製品の方がより鮮明な映像を楽しめるのが特徴です。
たとえば、スマホ型のモバイルプロジェクター「カベーニ」のコントラスト比は「2000:1」となっています。同じルーメン値を持つ製品の中ではコントラスト比が高い方なので、よりメリハリのある映像を楽しめます。
画面サイズと投影距離
モバイルプロジェクターを購入する際は、画面サイズと投影距離をしっかり確認しておきましょう。
製品によって投影できる画面サイズや、投影に必要な距離が異なります。たとえば、カベーニシリーズ3製品の画面サイズと投影距離は次のとおりです。
投影距離 |
画面サイズ |
||
カベーニ |
カベーニプロ |
カベーニプロ2 |
|
0.5m |
17インチ |
18インチ |
14インチ |
1m |
33インチ |
32インチ |
33インチ |
2m |
65インチ |
62インチ |
72インチ |
3m |
100インチ |
92インチ |
107インチ |
4m |
130インチ |
124インチ |
146インチ |
5m |
− |
150インチ |
180インチ |
このように、同じ投影距離でも製品によって映し出される画面サイズが異なるので、注意してください。
モバイルプロジェクターのメリット
続いて、モバイルプロジェクターを選ぶメリットをご紹介します。据え置き型のホームプロジェクターとは大きく異なる点があるので、ぜひ参考にしてください。
部屋中どこでも投影できる
モバイルプロジェクターは「持ち運び」を前提とした製品が多いため、部屋中どこでも投影できるのが大きなメリットです。
たとえば、日中はリビングで映像コンテンツを楽しみ、夜はベッド横に持ち運んで寝転びながら楽しむこともできます。
<カベーニでリビングに投影している様子>
<カベーニでベッド横に投影している様子>
「決まった場所じゃなく、色々な場所で映像を楽しみたい」という方は、モバイルプロジェクターがおすすめです。
バッテリー内蔵で屋外でも使える
モバイルプロジェクターはバッテリー内蔵タイプが多いので、屋外に持ち運んで使うこともできます。
たとえば、カベーニシリーズ3製品はいずれもバッテリーを内蔵しているので、キャンプなど屋外での使用にも人気があります。
カベーニ |
カベーニプロ |
カベーニプロ2 |
|
バッテリー容量 |
5000mAh |
4000mAh |
10500mAh |
連続稼働時間 |
2時間30分 |
1時間50分 |
3時間 |
また、カベーニシリーズ3製品はモバイルバッテリーからの充電に対応しているので、屋外でも長時間使用できるのが大きな特徴です。
天井投影に対応したモデルもある
モバイルプロジェクターの中には、天井投影に対応したモデルも少なくありません。
天井投影はベッドなどに仰向けになりながら映画やドラマ、アニメを楽しめるので、幅広い方から人気のある視聴スタイルです。
お気に入りのアニメを投影したり、寝かしつけ用の動画を投影したり、子供用のプロジェクターとしてもおすすめです。
<カベーニを天井投影している様子>
天井投影に対応したモバイルプロジェクターを選ぶ際は、天井スペースや投影距離に注意してください。
ちなみに、カベーニシリーズは画面縮小機能が備わっているので、天井のシーリングライトを避けて投影させることも可能です。
以下の記事では、天井投影対応のおすすめモバイルプロジェクターをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
テレビの代わりになるのか
最近では、テレビ代わりのモバイルプロジェクターを持つ方も増えています。
以下の記事ではモバイルプロジェクターとテレビのメリット・デメリットを整理し、テレビ代わりにおすすめの製品を紹介しているので、参考にしてみてください。
プロジェクター選びのポイント
モバイルプロジェクターを選ぶポイントは、目的や予算などによって異なります。まずはモバイルプロジェクターを使用する目的を明確にし、目的に合った製品を選ぶことが大切です。
以下の記事では、プロジェクター選びのポイントを解説しているので、参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、モバイルプロジェクターのおすすめ5選をご紹介しました。いずれも小型かつ軽量で、コスパの高い製品なので、モバイルプロジェクター選びで迷っている方は、気になった製品をぜひお試しください。