モバイルプロジェクターの購入を検討している方の中には、「1000ルーメンはどれくらい明るいの?」と疑問を持っている方も多いでしょう。聞き慣れない単位なので、実際どれくらい明るいのか、判断しかねるのは仕方ありません。
そこでこの記事では、モバイルプロジェクターの1000ルーメンはどれくらい明るいのか、実証画像をもとにご紹介します。モバイルプロジェクター選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
モバイルプロジェクターの「ルーメン」について解説
モバイルプロジェクターのルーメンとは、「明るさ」を示す単位です。ただしルーメンにも種類があり、単に「ルーメン」と表示されている場合と、「ANSIルーメン」と表示されている場合では、何の明るさを示すのかが若干異なります。
ルーメンとANSIルーメンとの違い
ルーメンという単位はもともと、LED照明の光源の明るさを示す単位として使われていました。
これを聞いて、「そういえばLED電球にはルーメンが表記されている」と思い出した方も多いと思います。モバイルプロジェクターの多くは光源としてLEDを使用しているため、同じように光源の明るさをルーメンと表記するのが一般的です。
一方でANSIルーメン(アンシルーメン)とは、ANSI(米国国家規格協会)が定めたルーメンの規格です。
したがって、ルーメンとANSIルーメンの違いは「どちらが優れているか?」という話ではなく、測り方の違いにあります。
モバイルプロジェクターの1000ルーメンはどれくらい明るい?
それでは、モバイルプロジェクターの1000ルーメンはどれくらい明るいのか、検証画像とともにご紹介します。使用したモバイルプロジェクターは、スマホ型で持ち運びに便利な「KABĒNI(カベーニ)」です。
少し明るい部屋での映り方
こちらは、投影面付近の照明は落としてるものの、少し明るい部屋で検証したものです。
1000ルーメンのモバイルプロジェクターであっても、これくらいの明るさの部屋なら比較的くっきりとした映像を楽しむことができます。
暗い部屋での映り方
こちらは先ほどと同じ部屋を、さらに暗くした状態で検証したものです。
部屋をこの程度に暗くすれば、1000ルーメンのモバイルプロジェクターでもさらに鮮明な映像を楽しむことができます。
真っ暗な部屋での映り方
こちらは照明を完全に落とし、真っ暗な部屋で検証した画像です。
1000ルーメンのモバイルプロジェクターでも真っ暗な部屋であれば、このようにかなり鮮明な映像を楽しむことができます。
1000ルーメンのモバイルプロジェクターで綺麗な映像を楽しむポイント
続いて、1000ルーメンのモバイルプロジェクターで綺麗な映像を楽しむためのポイントを3つご紹介します。
昼間は遮光カーテンをひく
1000ルーメンのモバイルプロジェクターを昼間でも使用したい場合は、遮光カーテンを引くことをおすすめします。ただし、遮光カーテンはグレードによって遮光率が異なるので、1級以上のグレードがあることが理想的です。
<遮光カーテンのグレード>
等級 |
遮光率 |
目安 |
完全遮光 |
100% |
周りの状態がわからない |
1級 |
99.99%以上 |
人の顔を識別しづらい |
2級 |
99.80〜99.99% |
人の顔や表情を識別できる |
3級 |
99.40〜99.79% |
人の表情はわかるが作業には向かない |
比遮光 |
99.39%以下 |
カーテンによって異なる |
グレードが1級以上の遮光カーテンであれば、昼間でも比較的鮮明な映像を楽しむことができます。あるいは、シャッターのある窓ならシャッターを降ろし、可能な限り暗い状態を作ることがポイントです。
窓から離れた場所に投影する
遮光カーテンを引いても十分な暗さを確保できない場合は、窓から少しでも離れた場所に投影しましょう。
昼間でも、窓付近と窓から離れた場所とでは明るさが大きく異なります。窓から少しでも離れた場所に投影すれば、より鮮明な映像を楽しむための十分な暗さを確保できるかもしれません。
コントラスト比の高い商品を選ぶ
同じ1000ルーメンのモバイルプロジェクターでも、その他の性能によって映像の映り方は大きく変わります。それが「光源」と「投影方式」、そして「コントラスト比」です。
1000ルーメンのモバイルプロジェクターの場合、光源は基本的にLEDを使用しています。投影方式はDLP方式(ドット格子が目立たないタイプ)を採用しているのが一般的です。
したがって、ルーメン以外の性能で比較するとなると、コントラスト比をチェックしましょう。コントラスト比とは映像の明暗を表す単位で、コントラスト比が高いほど明暗の差が大きく、より鮮明な映像を楽しめます。
同じ1000ルーメンのモバイルプロジェクターなら、コントラスト比の高い製品を選びましょう。
1000ルーメンのモバイルプロジェクターは「カベーニ」がおすすめ
最後に、1000ルーメンのモバイルプロジェクターの中でおすすめの「カベーニ(カベーニ)」をご紹介します。
カベーニはスマホ型モバイルプロジェクターであり、モバイルバッテリー・ストレージ内蔵なので家中どこでも、あるいは屋外でも利用できる製品として人気があります(楽天市場口コミ数7,700件 星4.59/5.0)。
ちなみに、カベーニシリーズはいずれもアプリ内蔵なので、パソコンやスマホと接続しなくても映画やドラマ、アニメを楽しむことができます。
<iPhone15とのサイズ・重量比較>
カベーニ |
iPhone15 |
iPhone15 Pro MAx |
|
サイズ (厚さx幅x長さ) |
1.8cmx8cm×14.5cm |
0.8cmx7.8cm×14.8cm |
8.25cmx7.7cm×16.cm |
重量 |
220g |
171g |
221g |
また、カベーニは同価格帯の製品の中ではコントラスト比が「2000:1」と高く、より鮮明な映像を楽しむことができます。
まとめ
この記事では、モバイルプロジェクターの1000ルーメンはどれくらい明るいのか、実証画像をもとにご紹介しました。
そもそもプロジェクターの特性として、ルーメンがいくら高くても、明るい場所では鮮明に映ることはありません。したがって、暗い場所で投影することを前提として、モバイルプロジェクター選びを行うのがポイントです。
カベーニなら1000ルーメンの明るさに高コントラスト比で鮮明な映像を楽しめるので、この機会にぜひお手に取ってみてください。
また、二子玉川 蔦屋家電では現在、カベーニシリーズ3製品を体感していただけます。二子玉川 蔦屋家電にご来店の際は、ぜひお手に取ってみてください。