プロジェクターの投影距離が足りない!そんなときの対策方法とは?

プロジェクターの投影距離が足りない!そんなときの対策方法とは?

「念願のプロジェクターを購入したが距離が全然足りない!」というのは、プロジェクター購入のあるあるです。プロジェクターの投影距離が足りないと、映画やドラマなどを思うように視聴できないので、ちょっとストレスですね。


そこでこの記事では、プロジェクターの投影距離が足りないときの対策方法をご紹介します。「投影距離が足りない!」を防げるおすすめプロジェクターもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

プロジェクターに必要な投影距離とは?

プロジェクターの投影距離とは、「特定の画面サイズを表示させるために必要な壁(スクリーン)とプロジェクターの距離」のことです。プロジェクターの画面サイズは投影距離によって決まるため、製品ごとの投影距離と画面サイズの関係を、事前にチェックする必要があります。


例として、モバイル(小型)プロジェクターで人気の「KABĒNI(カベーニ)」シリーズの、投影距離と画面サイズをご紹介します。


投影距離

画面サイズ

カベーニ

カベーニプロ

カベーニプロ2

0.5m

17インチ

18インチ

14インチ

1m

33インチ

32インチ

33インチ

2m

65インチ

62インチ

72インチ

3m

100インチ

92インチ

107インチ

4m

130インチ

124インチ

146インチ

5m

150インチ

180インチ


このように、プロジェクターの投影距離と画面サイズは製品によって異なります。


以下の記事では、プロジェクターに必要な投影距離の計算方法や、投影距離を踏まえたプロジェクター選びのポイントを紹介しているので、この記事と合わせてぜひご覧ください。


プロジェクターの投影距離が足りないときの対策方法

それでは、プロジェクターの投影距離が足りないときの対策方法を4つご紹介します。「十分な投影距離を確保できないかもしれない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

小さめの画面サイズで視聴する

プロジェクターの投影距離が足りないときの対策方法として、最もシンプルかつ効果的なのが、「小さ目の画面サイズで視聴する」です。


大きな画面サイズで視聴したいという方は少し残念に感じるかもしれませんが、プロジェクターは「投影距離が近いほど画質が安定する」という特徴があります。そのため、小さめの画面サイズで視聴すると、大きめの画面サイズで視聴するよりも鮮明な映像を楽しめるメリットがあるのです。


小さめの画面サイズで視聴するなら、「卓上スクリーン」があると映画やドラマをいつでも気軽に楽しめるのでおすすめです。


Amazonより)

斜めから投影して距離を伸ばす

プロジェクターを斜めから投影することにより、投影距離を伸ばすことができます。ただし、この対策方法を行うためには「台形補正機能」が必須となります。


台形補正機能とは、プロジェクターを斜めから投影した際に変形した画面サイズを調整する機能です。


カベーニの台形補正機能)


台形補正機能のあるプロジェクターなら、斜めからの投影によって投影距離を伸ばせるため、好きな画面サイズで視聴できる可能性があります。

プロジェクターの反射鏡を使用する

反射鏡とは、プロジェクターから投影された光を反射させ、投影距離を伸ばすための機器です。専用の反射鏡を用いることで、プロジェクターの画質をほとんど落とさずに投影距離を伸ばすことができます。


ただし、プロジェクターの反射鏡は設置が難しく、ちょっとしたズレで思うように投影できなかったり、振動の影響を受けやすかったりします。したがって、プロジェクターを天井に、反射鏡を壁に固定できる方のみおすすめの対策方法です。

短焦点プロジェクターを購入する

短焦点プロジェクターとは、投影面(壁)から十数cmの投影距離を確保するだけで、大画面で視聴できる製品です。


たとえば、EPSONが販売している「dreamio EH-LS650B」は超単焦点型のプロジェクターであり、壁から14cm離して設置するだけで80インチの大画面を楽しめます。


「十分な投影距離を確保できない」という場合は、短焦点プロジェクターの購入を検討してみましょう。ただし、短焦点プロジェクターは製品価格が高額な点に注意してください。ちなみに、dreamio EH-LS650Bの製品価格は330,000円です。短焦点プロジェクターの場合、安い製品でも15万円以上はします。

「投影距離が足りない」を防げるおすすめプロジェクター

それでは最後に、「投影距離が足りない」という問題を防げるおすすめプロジェクターを3つご紹介します。それぞれの特徴を踏まえながら紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. カベーニ

製品価格:39,800円

KABĒNI(カベーニ)はiPhone16と同等サイズであり、重量はわずか220gのプロジェクターです。自宅での使用はもちろん、スマホのように持ち歩けるため外出先でも投影できる便利な製品となっています。


<カベーニとiPhoneのサイズ比較>


カベーニ

iPhone 16

iPhone 16 Pro MAx

サイズ

(厚さ×幅×長さ)

1.8cm×8cm×14.5cm 

0.83cm×7.2cm×14.8cm

0.78cm×7.8cm×16.3cm

重量

220g

170g

227g


どこにでも持ち歩けるサイズ・重量なので、投影場所を選ばないのがポイントです。台形補正機能を搭載しているため、斜めからの投影にも対応しており、「投影距離が足りない」という問題を防げます。


また、最大150分稼働するバッテリーと、32GBの内蔵ストレージが搭載されているので、自宅の至るところに投影できるのも大きなメリット。三脚が付属しているので、自宅に届いてすぐ天井投影を楽しむこともできます。

2. カベーニプロ

製品価格:49,800円

KABĒNI PRO(カベーニプロ)は前述したカベーニの上位製品であり、明るさはカベーニの4倍(4000ルーメン)あるパワフルなプロジェクターです。


カベーニよりも鮮明な映像を投影できるので、映画にアニメ、ゲームまで大迫力な画面で楽しむことができます。


全体的なサイズはカベーニよりも大きくなりますが、重量はわずか465gとペットボトル1本分以下。そのため、カベーニプロも自宅だけでなく外出先に持ち運んで楽しめる小型プロジェクターの1つです。


もちろん、台形補正機能を搭載しているので、斜めからの投影にも対応しています。


さらに、32GBのストレージ(※)を搭載しているため、Wi-Fi環境で映像コンテンツをダウンロードしておき、オフラインで投影することもできます。自宅にWi-Fiがない方は、無料Wi-Fiのあるカフェなどで映像コンテンツをダウンロードしてから自宅で投影すれば、データ通信料がかかりません。


ちなみに、カベーニシリーズはスマートフォンのテザリングにも対応しているので、Wi-Fiがない場所でも映画やドラマ、アニメなどの視聴・ダウンロードが可能です。


※2時間映画の場合は通常画質で1GBほど、高画質で5〜7GBほど消費します


3. カベーニプロ2

製品価格:79,800円

KABĒNI PRO2(カベーニプロ2)は、カベーニシリーズのハイエンドモデルです。カベーニプロと同等の明るさ(4000ルーメン)があり、コントラスト比は10倍にアップしています。


小型ながら本格的な映像を投影できるので、大迫力の映像も楽しめるプロジェクターです。また、台形補正機能に加えてオートフォーカス機能を搭載しているため、投影画面のピントが自動的に調整され、映画やドラマなどを快適に視聴できます。


本体重量は560gとペットボトル1本分の重さなので、どこにでも持ち運べるのは他のカベーニシリーズと同様です。三脚や各種ケーブルなど必要な付属品が同梱されており、さらに専用のキャリーケースも付属するので、周辺アイテムの追加購入なしで壁や天井、外出先などさまざまな投影スタイルで視聴できます。

まとめ

この記事では、プロジェクターの投影距離が足りないときの対策方法をご紹介しました。「十分な投影距離が確保できないかもしれない」という方は、今回ご紹介した対策方法を実践してみてください。

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