この記事では、雨が鬱陶しい季節でも「むしろ雨が好きになる」かもしれない、雨のシーンが魅力的なおすすめ映画7選を集めました。名作からあまり知られていないマイナー作品まで、心ゆくまま「雨」を堪能してみてください。
1. 雨に唄えば
公開 |
1953年 |
上映時間 |
103分 |
配信サービス |
Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT |
『雨に唄えば』のあらすじ
ドル箱スターコンビのドンとリナが結婚間近だと噂される中、ドンは駆け出し女優キャシーと恋仲に。そして時代は、サイレント映画からトーキー映画(音声+映像の作品)に流れ、ドンは「リナの悪声のせいで出演作が失敗する」と危ぶむ。こともあろうに、キャシーをリナの吹き替えに担ぎ出した。
『雨に唄えば』の見どころ
『雨に唄えば』といえば、主演のジーン・ケリーが「Singin' in the Rain」を歌いながら雨に濡れるシーンが有名ですね。本作を見たことがない人でも、「あ、見たことある」となるシーン。本作を見れば、鬱陶しく感じた雨を好きになるかもしれません。
2. ミッドナイト・イン・パリ
公開 |
2012年 |
上映時間 |
94分 |
配信サービス |
DVD、Blu-rayのみ |
『ミッドナイト・イン・パリ』のあらすじ
ハリウッドの映画脚本家でありながらも、小説家を目指すギル・ペンダーは、婚約者のイネスとその裕福な両親とともに、パリを訪れる。「パリに住みたい」と長い間願ってきたギルだが、イネスとはそのことで対立。ある夜、ギルが酒に酔ったままパリの街をうろついていると、1920年代風ルネサンス期の格好をした男女に誘われ、パーティに向かう。そこには、現代にはいるはずのない、コール・ポーターやF・スコット・フィッツジェラルドなどの芸術家等がいた。
『ミッドナイト・イン・パリ』の見どころ
数多くのコメディ映画に出演したオーウェン・ウィルソンが、本気で挑むラブロマンス映画。劇中における雨のシーンは少ないですが、ラストを見れば雨が好きになる人も多いはずです。著名な俳優がかなり多く出演しているので、「この人も出てるんだ」と楽しめる作品となっています。
3. キツツキと雨
公開 |
2012年 |
上映時間 |
129分 |
配信サービス |
Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT、Hulu |
『キツツキと雨』のあらすじ
木こりとして長年生計を立てている岸克彦は、2年前に妻を亡くし、息子と2人暮らし。「木こりにはなりたくない」と喧嘩別れする。そんな折、克彦が暮らす村に、映画の撮影のために若い映画監督が訪れる。ひょんなことで出会った克彦と映画監督の、奇妙な友人関係が始まる。
『キツツキと雨』の見どころ
本作では、浮き沈みの少ないストーリーながら、克彦と映画監督の奇妙な友人関係をコミカルに描いている作品です。『ミッドナイト・イン・パリ』と同じく雨のシーンは少ないですが、ラストの雨に心打たれる人も多いでしょう。ちなみに、第8回ドバイ国際映画祭では、最優秀脚本賞と最優秀編集賞、さらに主演の役所広司が最優秀男優賞を受賞しています。
4. ブレードランナー
公開 |
1982年 |
上映時間 |
117分 |
配信サービス |
U-NEXT、Hulu |
『ブレードランナー』のあらすじ
2019年、近未来のロサンゼルス。酸性雨が降りしきり、レプリカントと呼ばれるアンドロイドが闊歩する時代。レプリカントは優れた身体能力と、創造した科学者と同等の知能を持っていた。そんなレプリカントの5体が、人間を殺して逃亡する。彼らを抹殺する特任捜査官「ブレードランナー」の男が、街に潜伏する敵を追跡を始める。
『ブレードランナー』の見どころ
本作は、ハリソン・フォード主演のSF映画です。公開当初はダークな内容から大きなヒットは飛ばせませんでしたが、若きリドリー・スコット監督の細部へのこだわりを感じられる作品です。映画史に残る名ゼリフ、「〜雨の中の涙のように、終わりの時が来た」をぜひ本作でご覧ください。
5. ショーシャンクの空に
公開 |
1995年 |
上映時間 |
142分 |
配信サービス |
Netflix |
『ショーシャンクの空に』のあらすじ
銀行員のアンディ・デュフレーンは、妻とその愛人を殺した罪で無期懲役を言い渡される。ショーシャンク刑務所においてアンディは自分の無実を主張するが、証拠不十分で有罪判決を受け絶望的な状況に。刑務所の中でエリス・"レッド"・レディングと友情を育むアンディ。彼らには、数年かけて刑務所から脱獄する計画があった。
『ショーシャンクの空に』の見どころ
冤罪で刑務所に投獄された男が、諦めず自分の人生を取り戻すために立ち向かってゆくヒューマンドラマ映画です。ちなみに原作は意外にも、「ホラー小説の帝王」と呼ばれているスティーヴン・キングです。最後の希望溢れる雨のシーンを見れば、雨が嫌いだった人も、きっと好きになるはずです。
6. 雨あがる
公開 |
2000年 |
上映時間 |
91分 |
配信サービス |
Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT |
『雨あがる』のあらすじ
職もなくあてのない旅をする武士・三沢伊兵衛と、その妻・たよ。2人はある日、大雨で足止めを喰らい、立ち寄った宿で、さまざまな人々の喧嘩に出くわす。危険を顧みず中を取り持つ伊兵衛。その一部始終が藩主の目に留まり、剣術指南番として城に迎え入れると申し出る。大きな期待を胸に申し出を受け入れた伊兵衛だが、事態は望まぬ方向へ進んでいく。
『雨あがる』の見どころ
本作は、故・黒澤明が最後に執筆した脚本を元にした作品です。脚本執筆中に骨折して療養生活に入り、完成させることなく亡くなりましたが、助監督であった小泉 堯史が黒澤明の構想や残されたノートを参考に、補作し完成させました。序盤からして雨のシーンがあり、「雨っていいね」と思えるような作品です。
7. 天気の子
公開 |
2019年 |
上映時間 |
114分 |
配信サービス |
Netflix、Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT |
『天気の子』のあらすじ
島での暮らしに嫌気がさした男子高校生の帆高は、フェリーに乗って上京。帆高はそこで、「一時的に晴れにする能力」を持った少女である陽菜に出会う。生活に困窮していた陽菜を助けるため、「晴れ女」の能力で商売をすることを提案する。しかしそれは、大きな危険と代償を伴う行為だった。
『天気の子』の見どころ
『君の名は。』などで知られる、新海誠監督作品。作中では雨のシーンが多く、どんよりとした雨から、晴れやかな雨まで、さまざまな「雨」を体感できる映画です。雨にもさまざまな表情があることを見せてくれる映画なので、本作を見て「雨が好きになった」という人も多い作品となっています。
まとめ
この記事では、雨のシーンが魅力的なおすすめ映画7選をご紹介しました。雨が鬱陶しいと感じるなら、いっそ雨を好きになればいいと思いませんか?今回ご紹介した7作品を見れば、きっと雨が好きになれるはずです。