4Kとは「フルHDの4倍の画質」を表す規格であり、ワンランク上の映像を楽しめる製品です。最近では4K画質のプロジェクターが多く登場しており、非常に鮮明な映像を楽しめるようになっています。
そこでこの記事では、4K画質のおすすめプロジェクター5選を紹介し、選び方のポイントを解説します。4K画質のおすすめプロジェクターを探している方は、ぜひ選ぶときのヒントにしてみてください。
4K画質のおすすめプロジェクター5選
それでは早速、4K画質のおすすめプロジェクター5選を紹介します。製品ごとの特徴やメリットを解説するので、4K画質プロジェクターを購入する際のポイントとしてチェックしてみてください。
1. REGZA RLC-V7R
製品価格:297,000円
REGZA RLC-V7Rは、TV製品シリーズでお馴染みのREGZAブランド(東芝)が販売している4K画質プロジェクターです。RGB3色レーザーの投影により最高画質を実現し、REGZAクオリティの大画面をどこでも楽しむことができます。
また、光学ズーム機能を搭載しているため外面サイズや画質をそのままに、好きな場所に投影しやすいのも大きなメリットです。さらに、DTS-Xのサウンドシステムとサブウーハーを内蔵しているため、スピーカー不要で高品質な音を楽しめるのも特徴となっています。
2. HORIZON S Max
製品価格:329,800円
HORIZON S Maxは、プロジェクターメーカーのXGIMIから販売されている4K画質プロジェクターです。3100ISOルーメンの優れた高輝度性能により、周囲の光に左右されることなく4K映像を楽しむことができます。
コントラスト比は100000:1と非常に高く、ハイエンドタイプの製品の中でも群を抜いた性能を誇っています。オートフォーカス、自動台形補正、障害物自動回避など視聴の快適性を高める機能も搭載しているため、4K画質プロジェクターの中でも特におすすめの製品となっています。
3. Nebula X1
製品価格:449,900円
Nebula X1は、世界的なオーディオメーカーであるANKERから販売されている4K画質プロジェクターです。プロジェクター本体だけでなく2つのサテライトスピーカーも付属しているため、「映像・音響を同時に整えたい」という方におすすめの製品となっています。
3500ANSIルーメンの優れた高輝度性能、5000:1のハイコントラストにより、鮮明でメリハリのある4K映像を楽しめます。HORIZON S Maxに比べると12万円ほど高いですが、Dolbyが認めた音響により、映画館レベルの臨場感あふれる映像と音を楽しむことができます。
4. JMGO N1S 4K
製品価格:194,480円
JMGO N1S 4Kは、中国の深圳市に本社を置く深圳市火楽科技発展有限公司から販売されている4K画質プロジェクターです。今回紹介している製品の中では20万円以下で購入できる唯一の4K画質プロジェクターとなっています。
高額製品に比べると性能はやはり下がりますが、それでも1100ISOルーメンの高輝度性能を実現。Google TVを搭載しているため、YouTube、Netflix、Amazonプライム・ビデオやディズニープラスなど、あらゆる映像コンテンツを楽しむことができます。
5. Aladdin Marca Max
製品価格:379,800円
Aladdin Marca Maxは、Aladdin Xから販売されている単焦点タイプの4K画質プロジェクターです。壁からわずか17.8cm離すだけで、100インチの4K映像を楽しむことができます。そのため、「テレビ代わりに4K画質プロジェクターを購入したい」という方にもおすすめ。
プロジェクタースクリーンへの自動アジャスト機能も搭載しているため、単なるテレビ代わりではなく、本格的なホームシアターにもおすすめの製品です。価格と性能のバランスの取れた製品となっているため、単焦点タイプの4K画質プロジェクターを求めるならAladdin Marca Maxを検討してみてください。
4K画質プロジェクターを選ぶポイント
4K画質プロジェクターを購入する際は、以下のポイントを押さえましょう。
- 予算は20〜40万円で考えよう
- 投影スペース・投影距離を事前にチェック
- 投影距離が足りない場合は単焦点タイプを選ぼう
各ポイントを詳しく紹介していきます。
予算は20〜40万円で考えよう
4K画質プロジェクターの予算は20〜40万円がベースラインです。中には50万円以上の製品もありますが、まずは20〜40万円の価格帯で気になる製品をピックアップしてみましょう。
プロジェクターは基本的に、価格に比例して性能も上がります。ただし、プロジェクターの使用目的に応じて必要な性能も変わるため、「4K画質プロジェクターをどのように使用したいか?」を事前に整理しておきましょう。
投影スペース・投影距離を事前にチェック
次に、4K画質プロジェクターを実際に購入した際の、投影スペースと投影距離を事前にチェックしてください。近年のプロジェクターは「広く白い壁」に投影することを前提に販売されています。したがって、壁に一定の広さがあり、なおかつ十分なサイズで投影するための投影距離が必要です。
ちなみに、一般的なプロジェクターを使用して100インチの画面で投影するためには、2.5〜3mほどの投影距離が必要です。部屋の構造によっては十分な投影距離を確保できない可能性もあるため、事前のチェックを欠かさないようにしましょう。
投影距離が足りない場合は単焦点タイプを選ぼう
「投影距離が足りないかもしれない」という方は、単焦点タイプの製品を検討してみてください。今回紹介している4Kプロジェクターの中では、Aladdin Marca Maxが単焦点タイプであり、壁から17.8cm離すだけで100インチの画面で投影できます。
ただし、単焦点タイプの製品を使用する場合は専用ラックの購入も欠かせません。床に直置きして投影することもできますが、細かいホコリを吸引するリスクがあり、視聴の快適性を損ねる可能性があります。
予算を抑えて高画質なら「カベーニプロ2」がおすすめ
4K画質プロジェクターの価格帯は20〜40万円なので、「予算オーバー」という方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、予算を抑えて高画質な映像を楽しめる「カベーニプロ2」です。
\ハイエンドなのにお手頃なカベーニプロ2/
カベーニプロ2の価格は79,800円(税込)で、フルHDの画質を備えています。80〜100インチの大画面でも鮮明な映像を楽しむことができ、しかも4K画質プロジェクターよりも小型・軽量で家中どこでも投影しやすいのが大きなメリットです。
Android OSを搭載しているためNetflixやAmazonプライム・ビデオなどのアプリに対応し、さまざまな映像コンテンツを楽しむことができます。また、バッテリーを内蔵し、モバイルバッテリーからの電力供給にも対応しているため、屋外でも気軽に使用可能となっています。
価格は4K画質プロジェクターの3〜5分の1なので、予算を抑えて高画質プロジェクターを購入するならカベーニプロ2がおすすめです。
「4K対応」の文言に注意してください
プロジェクターの中には、手頃な価格にもかかわらず「4K対応」を謳っている製品があります。しかし、そうした製品は "4K入力" に対応しているだけであり、"4K出力" には対応していないため十分注意してください。
プロジェクターで4K映像を楽しむためには、入力だけでなく出力解像度も4Kに対応している必要があります。製品の公式サイトをチェックし、出力解像度に4K対応と記載されていなければ、画質はフルHD未満になるケースがほとんどです。
「思っていた画質と違った」と後悔しないためにも、「4K対応」の文言には十分注意してください。
まとめ
この記事では、4K画質のおすすめプロジェクター5選を紹介し、選び方のポイントを解説しました。
4K画質プロジェクターは圧倒的な映像美を楽しめる製品ですが、実は「昼間は映像が薄れてしまう」というデメリットもあります。この点はフルHDのプロジェクターと変わらないため、4K画質プロジェクターの購入を検討している方は、「自分の用途に本当にそこまでの性能が必要かどうか」を、一度立ち止まって考えてみるのもおすすめです。