「非日常感を味わえる」として、キャンプでプロジェクターを使用する方が増えています。一方で、周囲からは「キャンプ場でプロジェクターは迷惑だ」という声も少なくありません。
そこで本記事では、キャンプでプロジェクターを使用するときのマナーをご紹介します。キャンプでのプロジェクター使用自体が問題ではなく、マナーを守れば周囲に迷惑はかからないので、ぜひ参考にしてみてください。
キャンプでプロジェクターは何が迷惑?
「キャンプでプロジェクターを使って迫力ある映像を楽しみたい」と考えている方は、まず周囲にどのような迷惑がかかっているのかを知ることが大切です。ここでは、キャンプでプロジェクターを使用するときの、3つの迷惑ポイントをご紹介します。
1. 映像が眩しい
キャンプでプロジェクターを使用するときに、周囲の方が最も迷惑だと感じているのは「映像が眩しい」ことです。暗い中でプロジェクターを使用すると、想像以上に周囲に光を放っています。
プロジェクターの光が周囲に拡散することにより、「自然の暗さ・明るさを楽しみたい」と考えている方に不快感を与えてしまいます。ただし、キャンプでは光の強いランプを使用することもあるため、プロジェクターの光そのものが悪いわけではありません。
使い方のポイントさえ押さえれば、プロジェクターの光でも周囲に不快感を与えずに済みます。
2. 音がうるさい
プロジェクターの音を大音量で視聴してしまうと、「音がうるさい」と周囲の方に不快感を与えてしまいます。また、プロジェクターで視聴している映像の音は、人の会話音とは異なるため、ちょっとした音でも気になる方が多いようです。
確かに、自然を楽しみに来ているのに映画やドラマの音が聞こえてしまうと、せっかくの雰囲気が台無しと感じる方もいるでしょう。したがって、キャンプでプロジェクターを使用するときは、映像の光だけでなく音にも注意しなければいけません。
3. 盛り上がりすぎる
プロジェクターで視聴している映像に思わず盛り上がってしまい、周囲に迷惑をかけるパターンもあります。特に、キャンプでプロジェクターを使用してスポーツ観戦をするときは、ヒートアップしやすいため十分に注意してください。
キャンプはあくまで「自然を楽しむ空間」ということを忘れずに、周囲に迷惑がかからないよう配慮しなければいけません。
キャンプでプロジェクターを使用するときのマナー
それでは、キャンプでプロジェクターを使用するときのマナーをご紹介します。主なマナーは以下の6つです。
- キャンプ場のルールを守る
- 使用する時間に注意する
- テントに直接投影しない
- 大音量で視聴しない
- イヤホン・ヘッドホンを使用する
- 視聴前に確認する
それぞれ詳しく紹介していくので、周囲の迷惑にならないよう、キャンプでプロジェクターを使用するときはマナーを守りましょう。
1. キャンプ場のルールを守る
キャンプでプロジェクターを使用するときに、まず大切なのは「キャンプ場のルールを守ること」です。キャンプ場によってはプロジェクターの使用を禁止していることがあり、その場合はもちろん、プロジェクターの使用は控えましょう。
また、キャンプ場によっては夜間の減灯・減音を呼びかけています。こうしたキャンプ場のルールはしっかりと守った上で、周囲に迷惑がかからないようにプロジェクターを使用しましょう。
2. 使用する時間に注意する
減灯時間が設けられていないキャンプ場であっても、プロジェクターを使用する時間には注意してください。夜が深くなるほどプロジェクターの光は強くなり、周囲に光が拡散しやすくなります。
キャンプでプロジェクターを使用するおすすめの時間帯は、黄昏時(夕暮れの薄暗い時間帯)です。プロジェクターの映像が比較的鮮明になり、なおかつ周囲への光の拡散を抑えることができます。
3. テントに直接投影しない
「真っ暗な中でプロジェクターを使う方が映像が綺麗」と考え、テントの内側からテントに直接投影してプロジェクターを見る方も多いでしょう。確かに、テントの内側なら周囲に迷惑をかけずに済みそうです。
しかし、テントの外側から見ると想像以上に光が漏れていることを知りましょう。また、テントの外側から映像が見えるため、周囲に大きな不快感を与えてしまう可能性があります。
テントの内側でプロジェクターを使用するときは、インナーテントに投影するか、持ち運び型のスクリーンを用意して投影するのがおすすめです。
大音量で視聴しない
キャンプ場など静かな場所でプロジェクターを使用すると、音が想像以上に大きく感じられます。また、林間のキャンプ場は音が反響しやすいため、自分で思っているよりも遠くに音が届いています。
したがって、キャンプでプロジェクターを使用するときは、基本的には音量を抑えて視聴しましょう。
イヤホン・ヘッドホンを使用する
キャンプでプロジェクターを使用するにあたって、音も楽しみたい方はイヤホン・ヘッドホンを使用しましょう。イヤホン・ヘッドホンを使用すれば音が漏れることはなく、音による迷惑もかかりません。
ただし、防音性の低いイヤホン・ヘッドホンは、想像以上に音漏れするため注意してください。また、イヤホン・ヘッドホンを装着して大音量でプロジェクターを使用すると、周囲の変化に気づかず、危険なこともあるため注意してください。
視聴前に確認する
キャンプでプロジェクターを使用するときは、セッティング後、視聴する前に映像や音が周囲に迷惑になっていないかを必ず確認しましょう。
テントの外に出て光・音漏れをチェックしたり、どこまで光が届いているかを確認したり、周囲に迷惑にならないよう配慮してください。
キャンプで迷惑にならないプロジェクター選び
キャンプで迷惑にならないようプロジェクターを使用するためには、プロジェクター選びも大切です。ここでは、キャンプで迷惑にならないプロジェクター選びをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ルーメンが控えめな商品を選ぶ
キャンプで使用するプロジェクターは、ルーメンが控えめな商品を選びましょう。
\キャンプにちょうどいい「カベーニ」/
たとえば、上記の「カベーニ」は1000ルーメンと明るさは控えめですが、暗い中では鮮明な映像を楽しむことができます。ルーメンが高い商品は、キャンプでは周囲の迷惑になりやすいため注意してください。
小型で持ち運びしやすい商品を選ぶ
小型で持ち運びしやすい商品は、キャンプのさまざまな場所にセッティングしやすいため、周囲の迷惑にならないように視聴できます。
\小型・三脚付きでセッティングしやすい/
小型で持ち運びしやすい商品であれば、周囲に人が少ない場所に持っていって視聴することも可能です。
まとめ
本記事では、キャンプでプロジェクターを使用するときのマナーと、キャンプで迷惑にならないプロジェクター選びをご紹介しました。
キャンプでのプロジェクターは非日常感を楽しめる最高のレジャーですが、周囲に迷惑がかかりやすいことを念頭に、マナーを守って使用しましょう。また、本記事で紹介したプロジェクター選びを参考に、キャンプで迷惑がかかりにくい商品を選ぶことをおすすめします。