「プロジェクターは欲しいけどとりあえず安い機種で試してみたい」という方におすすめなのが、1万円以下で買えるプロジェクターです。低価格で手に入り、かつ一定のスペックを持つ商品がいくつかあります。
しかし、格安商品だからこその注意点もあるため、1万円以下のプロジェクターを購入する際は、その注意点を理解した上で購入する必要があります。
そこでこの記事では、1万円以下で買えるプロジェクターおすすめ5選と、格安商品の注意点をご紹介します。格安商品の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1万円以下で買えるプロジェクターおすすめ5選
それではさっそく、1万円以下で買えるプロジェクターのおすすめ5選をご紹介します。それぞれの特徴やメリットを整理していくので、気になったプロジェクターを手に取ってみてください。
1. ニトリ NEP-K220MM-J

製品価格:9,990円
ニトリ NEP-K220MM-Jは、家具の企画販売を行っているニトリとエディオンの共同開発で販売されているプロジェクターです。1万円以下の格安商品の中では比較的高いスペックを備えており、真っ暗な部屋で映像を視聴するには十分な明るさを持っています。
バッテリーは搭載していませんが、630gと本体重量が比較的軽いため、家中どこでも投影しやすいのが特徴です。ただし、ニトリ NEP-K220MM-JはHDMIケーブルが付属していないため、別途購入する必要があります。
「プロジェクターは欲しいけどとりあえず安い機種で試してみたい」という方はまず、このニトリ NEP-K220MM-Jを検討してみるのがおすすめです。
ただし、ニトリ NEP-K220MM-Jはアプリを内蔵していないため、利用する際は必ずスマホやPCなどと接続する手間があります。
2. FUNLOGY Projector

製品価格:9,980円
FUNLOGY Projectorは、家庭向けプロジェクターを企画販売しているFUNLOGYから出されている格安商品です。重量はニトリ NEP-K220MM-Jよりも軽く、格安商品としては十分な明るさを備えています。
ただし、バッテリーは内蔵していないので、使用場所はコンセント付近に限られています。また、ニトリ NEP-K220MM-J同様にOSが搭載されていないため、PCやスマホなどの映像を投影するのが主な用途となります。
3. Philoent

製品価格:9,980円
Philoentは1万円以下で買えるプロジェクターとして人気が高く、Amazonでは2,000件以上の口コミが集まっています。
スペックとしては27000ルーメンと非常に明るく、コントラスト比も15000:1と非常に高いのが特徴です。ただし、こうした非常に高スペックな格安商品には注意点もあるため、それを理解した上で購入する必要があります。
詳しくは、「1万円以下プロジェクターを買う際の注意点」の章で説明しているので参考にしてみてください。
4. Tecaki

製品価格:9,980円
Tecakiは、Philoentと同じく27000ルーメンと非常に明るいスペックを持つ格安商品です。android TVを搭載しているため、 PCなどに接続することなくプロジェクター単体でNetflixなどの映像コンテンツを楽しむことができます。
オートフォーカス機能も搭載しているため、投影距離を変えてもプロジェクターが映像を自動で補正してくれます。ただしバッテリーは搭載していないため、屋外での使用はできません。また、Tecakiの口コミの中には「コードが短い」という声もあるため、使用する際は延長コードを用意しておくといいでしょう。
5. JOWLURK

製品価格:9,699円
JOWLURKは22000ルーメンと非常に高いスペックを備えており、android TVも搭載しています。このため、NetflixやYouTubeなどの映像コンテンツを、PCに接続することなく楽しめるのが特徴です。
ただし、他の格安商品と同じようにバッテリーは搭載していないため、屋外での使用はできません。
1万円以下プロジェクターを買う際の注意点
1万円以下の格安商品は「とりあえずプロジェクターを試してみたい」というニーズに応えられますが、下記のような注意点があります。
- スペックと体感に大きな乖離がある
- OSを搭載していない可能性がある
- 最低限の機能しか搭載していない
- バッテリー非搭載の商品が多い
- サポート・保証が十分ではない
ここでは各注意点を詳しくご説明します。
スペックと体感に大きな乖離がある
格安商品の中には20000ルーメン以上のスペックを備えているものがあります。しかし実際に使用してみると、そこまでの明るさを感じられないのが実情です。なぜなら、ルーメンの測定には明確な基準がなく、スペック値を大きく見せることは容易だからです。
ちなみに、ソニーから販売されている最高画質のプロジェクター(VPL-XW7000)の明るさは3700ルーメンであり、価格は約200万円です。理論上、20000ルーメン以上のプロジェクターを1万円以下で買えることはありません。
OSを搭載していない可能性がある
1万円以下の格安商品の中には、OSを搭載していない商品があります。OSを搭載していないプロジェクターはPCやスマホと接続する必要があり、映像を視聴するために手間がかかります。
最低限の機能しか搭載していない
1万円以下の格安商品は最低限の機能しか搭載していない商品が多く、快適な映像体験を損ねる可能性があります。
たとえば、ニトリ NEP-K220MM-Jには垂直方向の自動台形補正機能が備わっていますが、補正できる範囲は±15°です。このため、補正範囲を超える場合は手動で補正する必要があります。
バッテリー非搭載の商品が多い
1万円以下の格安商品はバッテリーを搭載していない商品がほとんどです。実際に、今回ご紹介している5つの格安商品で、バッテリーを搭載しているものはありません。このため、1万円以下の格安商品は好きな場所での使用や、自由な角度での投影ができません。
サポート・保証が十分ではない
1万円以下の格安商品は中国製が多く、サポート・保証が十分ではないケースが多いです。また、日本語でのサポートを受けられないため、トラブルが生じてもしっかりと対応してもらえない可能性もあります。
低価格プロジェクターのおすすめは「カベーニ(KABĒNI)」
低価格帯のプロジェクターを探しているなら、スマホ型モバイルプロジェクターのカベーニ(KABĒNI)をぜひ検討してみてください。

カベーニはわずか220gの本体に1000ルーメンの明るさと2000:1のコントラスト比が搭載されており、同価格帯の商品の中ではスペックが比較的高いプロジェクターとなっています。
暗い場所では鮮明でメリハリのある映像を楽しむことができ、5000mAhのバッテリーを搭載しています。このため、部屋中どこでも好きな映像を投影でき、屋外でも映像コンテンツを楽しむことができます。
また、32GBのストレージを搭載しているため、好きな映像コンテンツをダウンロードして持ち運ぶことも可能です。カベーニシリーズは日本国内で累計8万台以上の販売実績があり、エントリーモデルのプロジェクターとして高い人気を誇っているので、低価格プロジェクターを探している際はぜひカベーニをお試しください。
まとめ
この記事では1万円以下で買えるプロジェクターおすすめ5選と、格安商品の注意点をご紹介しました。一昔前まで、「プロジェクターは数十万円はするもの」という認識が一般的でしたが、近年では低価格プロジェクターが多数登場しています。
ただし、1万円以下の格安商品は注意点も多いため、それらを理解した上で購入するようにしましょう。
