プロジェクター選びでは、製品ごとのスペックを比較した上で自分に合った製品を選ぶことが大切です。ルーメン(明るさ)やコントラスト比など、基本的な比較項目に加えてチェックしたいのが「オートフォーカスの有無」です。
そこでこの記事では、オートフォーカス機能とオートフォーカス付きおすすめプロジェクター7選をご紹介します。より快適な視聴を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
プロジェクターのオートフォーカスとは?
プロジェクターのオートフォーカスとは、壁やスクリーンに映し出した画面のピントを自動的に調整する機能のことです。
KABĒNI PRO2(カベーニプロ2)のオートフォーカス

オートフォーカスがあれば手動によるピント調整は不要なので、映画やドラマ、アニメなどをより快適に視聴できます。
ただし、エントリーモデルの製品にはオートフォーカスが搭載されていないことが多く、5万円以上の製品を検討する必要があります。
もしも、「プロジェクターを使用するにあたって視聴ストレスを少しでも軽減したい」と考えるのであれば、オートフォーカス付きのプロジェクターをおすすめします。
オートフォーカス付きおすすめプロジェクター7選
それでは、オートフォーカス付きのおすすめプロジェクター7選をご紹介します。それぞれの特徴やメリットを解説するので、この中から自分に合った製品をぜひ選んでみてください。
1. カベーニプロ2
製品価格:79,800円
KABĒNI PRO2(カベーニプロ2)は、今回紹介している製品の中で最小・最軽量のプロジェクターです。フルHD、2時間以上のバッテリーを搭載した製品と比較しても最小・最軽量であり、自宅内のどこでも投影でき、持ち運びも便利なプロジェクターとなっています。
重量はわずか560gとペットボトル1本分の重さなので、「屋外でもプロジェクターを使用したい」という方にもおすすめです。また、付属品として三脚が同梱されているため、届いたその日に壁中どこでも投影でき、天井投影も可能なのが大きな特徴となります。
オートフォーカス機能搭載でストレスのない視聴、Blu-rayと同じ画質で楽しめるフルHD、最大180インチ(43.984m×2.241m)の投影サイズなど、小型ながらパワフルな性能を搭載しています。YouTubeの他、NetflixやAmazonプライムビデオが最初からインストールされているので、セットアップの手間が少ないのもカベーニプロ2の魅力となっています。
2. BenQ GV50
製品価格:119,800円
BenQ GV50は、Bluetoothスピーカーを搭載し映像だけでなく音楽も楽しめるプロジェクターです。最大135度の柔軟な角度調整により天井投影も可能となっており、自宅内では自由なスタイルで視聴できます。
ただし、カベーニプロ2に比べると重量が1.5kg以上重く、コード式なので持ち運びには向いていません。
<カベーニプロ2とのサイズ比較>
カベーニプロ2 |
BenQ GV30 |
|
サイズ (厚さx幅x長さ) |
3.4cm×13.2cm×13.2cm |
19..1cm×13.0cm×21.1cm |
重量 |
560g |
2.1Kg |
3. Nebula Capsule 3 Laser
製品価格:119,990円
Nebula Capsule 3 Laserは円筒形のプロジェクターであり、カベーニプロ2同様にフルHD(約200万画素)の映像を楽しめる製品です。
ただしコントラスト比は「500:1」と、カベーニプロ2の10分の1なので、くっきりとした映像で楽しみたいならカベーニプロ2をおすすめします。
また、Nebula Capsule 3 Laserは天井投影も可能ですが、公式のプロジェクタースタンド(4,990円)が必要なのでプラス5,000円かかると考えましょう。
4. JMGO PicoFlix
製品価格:89,980円
JMGO PicoFlixは、ボトル型・横型のデザインが特徴的なプロジェクターです。ボトル型の本体を上下に回転させることで、最大127度の調整が可能となっており、天井投影もほぼ真上に投影できる製品となっています。
内蔵バッテリーは10000mAhを搭載しているので、2時間映画なら1本分は内蔵バッテリーのみで視聴可能です。また、カベーニプロ2と同じようにコードレスなので、投影する場所を選びません。室内でも屋外でも、好きな場所に投影できます。
ただし、製品レビューでは「アダプタが熱くなる」「揺らしただけで電源が入る」など、電源周りに関する課題が指摘されているので、購入前にじっくりと検討しましょう。
5. dreamio EF-21
製品価格:108,900円
dreamio EF-21はエプソンが販売する、比較的コンパクトなプロジェクターです。フルHDの解像度を持ち、コントラスト比が高いので鮮明な映像を楽しめる機種として人気があります。
ただし、コード式の小型プロジェクターなので、カベーニシリーズのように屋外で使用することはできません。
<カベーニプロ2とのサイズ比較>
カベーニプロ2 |
dreamio EF-21 |
|
サイズ (厚さx幅x長さ) |
3.4cm×13.2cm×13.2cm |
19.1cm×19.7cm×11.1cm |
重量 |
560g |
2.3kg |
6. XGIMI MoGo 3 Pro
製品価格:79,800円
XGIMI MoGo 3 Proは、オートフォーカス・自動台形補正によって、投影画面の形状を素早く自動調整できるプロジェクターです。角度を変えて投影することの多い人にとっては、利便性が高いと言えます。
三脚いらずで天井投影も可能ですが、調整できる角度は最大130度なので、投影距離を取るのが難しい場合があります。また、バッテリーは内蔵していないためコンセント付近での使用を想定している製品です。
RAM(メモリ)容量は2GB、ストレージ容量は16GBと価格に対して少し低めのスペックですが、高速軌道やスムーズなオートフォーカスで視聴のストレスを軽減してくれます。
持ち運ぶことが少なく、自宅の特定の場所で使用する場合はおすすめの製品です。
7. CINEMAGE Pro
製品価格:83,380円
CINEMAGE Proは円筒形デザインのプロジェクターです。200ANSIルーメンの明るさに高性能スピーカーを搭載したハイエンド製品ですが、コントラスト比は400:1と低めな点に注意してください。
同価格帯でコントラスト比が高く、メリハリのある映像を楽しみたい方はカベーニプロ2がおすすめです(コントラスト比がCINEMAGE Proの12.5倍)。また、CINEMAGE Proを天井投影で楽しむためには三脚を別途購入する必要があります。
製品重量についてはCINEMAGE Proが826g、カベーニプロ2が560gなので、持ち運びに使用する場合でもカベーニプロ2がおすすめです。
まとめ
この記事では、オートフォーカス付きおすすめプロジェクター7選をご紹介しました。オートフォーカスがあると視聴時のストレスをかなり軽減できるため、プロジェクター購入を検討している方は、オートフォーカス付きの製品を視野に入れて、今回ご紹介した製品から気になるものをぜひ選んでみてください。