3〜5万円ほどで購入できる家庭向けのプロジェクターが多いなか、予算を10万円に上げるとワンランク上の映像を楽しむことができます。
そこでこの記事では、10万円以下で購入できるおすすめプロジェクター5選をご紹介します。「一般的なプロジェクターよりもっと綺麗で迫力のある映像を楽しみたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
10万円以下のおすすめプロジェクター5選
それではさっそく、10万円以下で購入できるプロジェクターおすすめ5選をご紹介します。それぞれの特徴やメリットを解説するので、プロジェクター選びの参考にしてみてください。
1. カベーニプロ2
製品価格:79,800円
KABĒNI PRO2(カベーニプロ2)は、今回紹介している製品の中で最小・最軽量のプロジェクターです。フルHD、2時間以上のバッテリーを搭載した製品と比較しても最小・最軽量であり、自宅内のどこでも投影でき、持ち運びも便利なプロジェクターとなっています。
重量はわずか560gとペットボトル1本分の重さなので、「屋外でもプロジェクターを使用したい」という方にもおすすめです。また、付属品として三脚が同梱されているため、届いたその日に壁中どこでも投影でき、天井投影も可能なのが大きな特徴となります。
オートフォーカス機能搭載でストレスのない視聴、Blu-rayと同じ画質で楽しめるフルHD、最大180インチ(43.984m×2.241m)の投影サイズなど、小型ながらパワフルな性能を搭載しているカベーニプロ2。YouTubeの他、NetflixやAmazonプライムビデオが最初からインストールされているので、セットアップの手間が少ないのも魅力となっています。
2. BenQ GV30
製品価格:69,800円
BenQ GV30は、Bluetoothスピーカーを搭載したプロジェクターであり、映像だけでなく音楽も楽しめる製品です。柔軟な角度調整により天井投影も可能なので、ベッドで寝転がりながら映像を楽しみたい方にもおすすめ。
ただし、カベーニプロ2に比べると重量が1kg以上重く、サイズも大きいので持ち運びには不向きです。また、バッテリーを内蔵していないので、外への持ち運びや部屋間の持ち歩きには向いていません。
<カベーニプロ2とのサイズ比較>
カベーニプロ2 |
BenQ GV30 |
|
サイズ (厚さx幅x長さ) |
3.4cm×13.2cm×13.2cm |
12.0cm×18.5cm×19.6cm |
重量 |
560g |
1.6kg |
また、BenQ GV30はフルHDではなく「HD720p」なので、画素数がフルHDの2分の1以下になる点に注意してください。
3. XGIMI MoGo 3 Pro
製品価格:79,800円
XGIMI MoGo 3 Proは、オートフォーカス・自動台形補正によって、投影画面の形状を素早く自動調整できるプロジェクターです。角度を変えて投影することの多い人にとっては、利便性が高いと言えます。
三脚いらずで天井投影も可能ですが、調整できる角度は最大130度なので、投影距離を取るのが難しい場合があります。また、バッテリーは内蔵していないためコンセント付近での使用を想定している製品です。
RAM(メモリ)容量は2GB、ストレージ容量は16GBと価格に対して少し低めのスペックですが、高速軌道やスムーズなオートフォーカスで視聴のストレスを軽減してくれます。
持ち運ぶことが少なく、自宅の特定の場所で使用する場合はおすすめの製品です。
4. JMGO PicoFlix
製品価格:89,980円
JMGO PicoFlixは、ボトル型・横型のデザインが特徴的なプロジェクターです。ボトル型の本体を上下に回転させることで、最大127度の調整が可能となっており、天井投影もほぼ真上に投影できる製品となっています。
内蔵バッテリーは10000mAhを搭載しているので、2時間映画なら1本分は内蔵バッテリーのみで視聴可能です。また、カベーニプロ2と同じようにコードレスなので、投影する場所を選びません。室内でも屋外でも、好きな場所に投影できます。
ただし、製品レビューでは「アダプタが熱くなる」「揺らしただけで電源が入る」など、電源周りに関する課題が指摘されているので、購入前にじっくりと検討しましょう。
5. Nebula Mars 3 Air
製品価格:89,990円
Nebula Mars 3 Airは、持ち運びも可能なボックス型のプロジェクターです。持ち手が付いているのでどこでも持ち運べて、屋内でも屋外でも自由に投影できます。ただし、角度調整ができない点に注意してください。重量は1.7kgあるため、専用スタンド(9,990円)または耐荷重の十分な三脚を購入する必要があります。
また、Nebula Mars 3 Airは8Wのスピーカードライバーを2つ搭載しており、臨場感のあるサウンドを楽しめるのが特徴です。そのため、プロジェクターの用途だけでなく、音楽プレイヤーとしての用途もあります。
重量があるため自宅メインで使用する方向けの製品ですが、プロジェクターと音楽プレイヤー、2つの用途で購入したい人におすすめです。
10万円以下のプロジェクター選びのポイント
それでは最後に、10万円以下のプロジェクターを選ぶ際のポイントを4つご紹介します。4つのポイントを押さえて、自分に合ったプロジェクター選びをしていきましょう。
プロジェクターの購入予算を決める
まずは、プロジェクターを購入するにあたっての予算を決めましょう。「10万円以下のプロジェクター」といっても製品価格はさまざまであり、予算を7万円にするか8万円にするかでも、選べる製品は大きく変わります。
製品価格が高いほどスペックは高くなる傾向にありますが、「予算の範囲内で無理せず購入する」ということが大切です。
希望するスペックを決める
次に、プロジェクターに希望するスペックを決めましょう。プロジェクターのスペックを決める際は、以下のポイントを参考にしてみてください。
- ルーメン(明るさ)
- コントラスト比(明暗の比率)
- 解像度(映像の鮮明さ)
- 投影画面のサイズ
- 内蔵バッテリーの容量
- 内蔵ストレージの容量
- 対応しているアプリ
- 台形補正機能(縦のみ or 縦横)
- オートフォーカス機能
- サイズや重量
具体的なプロジェクターの選び方は、『【プロジェクターの選び方】7つのポイントで最適な製品が選べる』で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
該当する製品をピックアップする
続いて、事前に決めた予算や希望するスペックに該当する製品をピックアップしましょう。
ここまでのポイントを押さえていれば、選ぶべきプロジェクターはかなり絞られているはずです。最終的には2つ・3つの製品をピックアップしてみてください。
製品スペックやデザイン性を比較する
最後に、ピックアップした製品のスペックやデザイン性を比較し、購入したいプロジェクターを決めましょう。同価格帯の製品でもデザインはさまざまなので、インテリアに合わせやすいものを選ぶことをおすすめします。
まとめ
この記事では、10万円以下で購入できるおすすめプロジェクター5選をご紹介しました。プロジェクター購入の予算を10万円に設定すると、かなり多くの選択肢から自分に合った製品を選ぶことができます。
その反面、プロジェクター選びに悩みがちなので、今回ご紹介した商品とポイントを参考に、自分に合ったプロジェクターをぜひ購入してみてください。