映画やアニメ、スポーツ鑑賞などを大画面で楽しみたい方の多くが、家庭用プロジェクターを購入しています。それと同時に悩むのが、「どのホームシアタースクリーンを買うべきか?」です。
そこでこの記事では、ホームシアタースクリーン選びに迷っている方に向けて、ホームシアタースクリーン選びのポイントをご紹介します。
壁・天井投影もOKで、ホームシアタースクリーン要らずのプロジェクターもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ホームシアタースクリーンの選び方
それではまず、ホームシアタースクリーンを選ぶ際のポイントをご紹介します。主に6つのポイントを意識して、最適なホームシアタースクリーンを選んでみましょう。
1. 予算を決める
まず大切なのはホームシアタースクリーン購入の予算を決めることです。一口にホームシアタースクリーンといってもさまざまな製品があり、1万円前後で購入できるものもあれば、10万円前後するものもあります。
ホームシアタースクリーンは100インチのものでも1万5,000〜2万円ほどで購入できるものが多いですが、性能の良い製品を求める場合は10万円前後を予算を決めておくといいでしょう。
ただし「高ければ良い」わけではなく、プロジェクターとの相性も重要です。予算はあくまで予算、幅広い選択肢から最適なホームシアタースクリーンを選ぶことを心がけてください。
2. 持ち運び可否を考える
次に、ホームシアタースクリーンの利用シーンについて考えてみてください。たとえば自宅メインで使用するなら、持ち運び可能なホームシアタースクリーンを購入する必要はありません。
一方、「キャンプなど屋外でも使いたい」という人の場合は、持ち運び可能なホームシアタースクリーンを選ばなければいけません。
基本的には持ち運び可能なホームシアタースクリーンの方が高価なので、ポイント1で決めた予算もしっかり考慮しつつ、ホームシアタースクリーンの持ち運びについて考えましょう。
3. 画面比率を決める
続いて、ホームシアタースクリーンの画面比率を決めましょう。実はかなり重要なポイントなので、決して外さないよう注意してください。
地デジや映画などの一般的な画面比率は「16:9」です。したがって、間違って「4:3」の製品を購入してしまうと、スクリーンいっぱいに投影することができません。
したがって、ホームシアタースクリーンは基本的に「16:9」のものを選びましょう。
4. 画面サイズを決める
続いて、ホームシアタースクリーンの画面サイズを決めましょう。ホームシアタースクリーンの画面サイズはさまざまなものがあり、小さいもので60インチほど、大きいものでは200インチ以上にもなります。
ここで重要なのは購入した(購入する)プロジェクターで、美しく投影できる距離(投影サイズ)を知ることです。プロジェクターは一般的に、投影距離が離れるほど投影サイズが大きくなりますが、映像の鮮明さが徐々に失われます。
そのため、手元にあるプロジェクターで美しく投影できる距離を事前に把握した上で、購入するホームプロジェクターの画面サイズを決めるのが理想です。
5. マスクのあり・なしを決める
ホームシアタースクリーンのマスクとは、スクリーンの周囲にある黒い部分を指します。このマスクがあるかないかで、プロジェクターの映り方が変化します。
スクリーンの上下にマスクがある製品は、マスクがない製品に比べて映像が鮮明に映りやすくなります。これはマスクの効果によりコントラストが高まり、映像が引き締まって観えるためです(実際にコントラスト比が上がるわけではありません)。
ただし、マスクなしのスクリーンはさまざまな画面比率の映像を、横幅いっぱいに映せるというメリットがあります。ホームシアタースクリーンのマスクのあり・なしは、ホームシアターの目的から考えるといいでしょう。
6. 口コミをチェックする
最後のポイントとして、ホームシアタースクリーンの口コミをしっかりチェックしましょう。
楽天市場やAmazonでは5段階評価で口コミが投稿されているので、高評価の口コミ、低評価の口コミ、どちらでもない口コミのいずれもチェックすることをおすすめします。
全く同じ製品であってもユーザーによって評価はバラバラなので、「自分にとって参考になる口コミ」を見極めることが肝心です。
壁・天井投影OKのおすすめプロジェクター
それでは最後に、壁・天井投影もOKなおすすめプロジェクターを3つご紹介します。壁・天井投影ができるプロジェクターなら、ホームシアタースクリーンを購入する必要がありません。
カベーニ
製品価格:39,800円
カベーニ(カベーニ)はiPhone15と同等サイズのスマホ型プロジェクターであり、重量はわずか220gなので、ほぼスマホとして持ち歩ける便利な製品です。
<iPhone15とのサイズ・重量比較>
カベーニ |
iPhone15 |
iPhone15 Pro MAx |
|
サイズ (厚さx幅x長さ) |
1.8cmx8cm×14.5cm |
0.8cmx7.8cm×14.8cm |
0.83cmx7.7cm×16cm |
重量 |
220g |
171g |
221g |
それでいてコントラスト比が高く、鮮明な映像を楽しめるのが特徴となります。さらに最大150分稼働するバッテリーと、32GBの内蔵ストレージが搭載されています。
三脚、収納ケース、オーディオケーブルの充実した付属品に加えて、USB-DCケーブルも付属しているので、モバイルバッテリーからの電力供給も可能です。
外出先でも長時間の投影ができるため、自宅だけでなくさまざまな場所に持ち運んで映画やドラマ、アニメを楽しみたい方におすすめです。
ちなみに、カベーニシリーズはいずれもアプリ内蔵なので、パソコンやスマホと接続しなくても映画やドラマ、アニメを楽しむことができます。
カベーニプロ
製品価格:49,800円
カベーニプロはカベーニに比べて輝度が高く、より迫力のある映像を楽しみたい方におすすめの製品です。
同価格帯の他社製品と比較すると性能はそのままに小型化・軽量化に成功しており、自宅でも外出先でも思う存分プロジェクターを使用できる、一人暮らしの方にもおすすめの製品となっています。
また、製品のデザインがスタイリッシュなので部屋のどこに置いてもインテリアデザインを損ねません。付属の三脚を使用すれば天井投影も可能で、ベッドで寝転がりながら映画やドラマ、アニメを楽しむことができます。
カベーニ同様に32GBの内蔵ストレージが搭載されているので、お気に入りの映像を保存してどこにでも持ち運べます。
カベーニプロ2
製品価格:79,800円
カベーニプロ2はカベーニシリーズのハイエンドモデルです。小型ながら本格的な映像を投影でき、バッテリー容量は2倍以上となっています。
それでいて本体重量は542gとペットボトル1本分の重さなので、どこにでも持ち運べるのは他のカベーニシリーズと同様です。
最大投影サイズは180インチ(4m×2.2m)であり、部屋の壁サイズによって大迫力の映像を楽しめます。
三脚や各種ケーブルなど必要な付属品が同梱されており、さらに専用のキャリーケースも付属するので、周辺アイテムの追加購入なしで壁や天井、外出先などさまざまな投影スタイルで視聴できます。
まとめ
この記事ではホームシアタースクリーンの選び方をご紹介しました。ホームシアターを作るにあたって、スクリーンは必須ではありません。今回ご紹介したカベーニシリーズがあれば、スクリーン不要で壁・天井に投影できます。
もちろん、ホームシアタースクリーンに投影して楽しむこともできるので、まずはスクリーンなしで壁・天井への投影を楽しみ、必要に応じてスクリーンを検討する方が後悔のない選択ができるでしょう。