ホームシアターは本格的な機器を導入すると、数十万円、あるいは100万円以上の費用がかかります。そこで、ホームシアターのレンタルを検討している方も多いでしょう。購入するよりも低コストで、ホームシアターを体感できるのが大きなメリットです。
しかし、ホームシアターはレンタルと購入、果たしてどっちが「お得」なのでしょうか?この記事では、ホームシアターのレンタルと購入を徹底比較するので、ぜひ参考にしてみてください。
ホームシアターの「レンタル」と「購入」を比較
まずは、ホームシアターのレンタルと購入を、価格と性能の2点で比較してみましょう。
1. 価格の違い
価格はプロジェクターによってピンからキリまであるので、特定の製品をレンタル・購入する場合を想定してみましょう。
家電レンタルサービスの「Rentio」にて、ハイエンド製品として人気のある「エプソン EH-LS800」をレンタルする場合、月額料金は12,500円(最低3ヶ月契約)、ワンタイププラン(14泊15日)なら25,800円です。
一方、「エプソン EH-LS800」を楽天市場で購入すると、最安値は317,071円です(2024年9月上旬時点)。これらの価格から、「26ヶ月以上利用」する場合は購入の方がお得だとわかりました。
ただし、ホームシアターを購入すると利用期間が長くなるほどコストパフォーマンスも上がっていきます。
2. 性能の違い
ホームシアターの性能については、レンタルも購入も、同じ製品を利用するなら性能も同じと考えられます。
ただし1点だけ注意が必要です。レンタルの場合、基本的には中古品をレンタルすることになるので、「新品同様の性能」とはいかない可能性があります。
たとえば、前述の「エプソン EH-LS800」は2022年10月発売のモデルです。したがって、2年間は数人の手に渡って使用されているかもしれません。利用者によっては製品を粗暴に扱う人もいるため、ホームシアターの性能が落ちているケースもあるのです。
実際のところ、家電レンタルサービスの口コミでは「性能が落ちている」「破損している」「汚れがついている」といった声が少なくありません。こうした点が気になる方は、ホームシアターの購入をおすすめします。
ホームシアターをレンタルするメリット・デメリット
続いて、ホームシアターをレンタルするメリット・デメリットを整理していきます。
レンタルのメリット
ホームシアターをレンタルするメリットは次のとおりです。
- 購入するよりも安く利用できる
- 気に入ったらそのまま購入できる
ホームシアターをレンタルする最大のメリットはやはり、購入よりも安く利用できる点です。
購入すると数十万円はかかる機器も、月額1万円台でレンタルできるため、お試し利用に向いています。割高にはなりますが、製品が気に入ったらそのまま購入もできます。
レンタルのデメリット
ホームシアターをレンタルするデメリットは次のとおりです。
- 長期的に利用すると割高になる
- 基本的には中古品が送られる
- 性能が落ちている可能性がある
- 前の利用者の汚れなどがついていることがある
「製品の性能を確かめたい」という理由でレンタルをしても、十分な性能が出ない可能性があります。性能を確かめるだけなら、家電量販店で実機を触ってみるのもいいかもしれません。
ホームシアターをレンタルすべき人の特徴
ホームシアターをレンタルすべき人の特徴とは、「ホームシアターを数日・数ヶ月しか利用する予定のない方」です。
ホームシアターを利用したい期間が明確に決まっている場合は、レンタルすればコストを抑えることができます。
一方で、ホームシアターの購入を検討しているけれど、お試しで利用してみたいという方の場合は、むしろレンタルは向いていません。性能を十分にチェックできない場合があり、中古品故に故障するリスクも高まります。
「性能をチェックする」という目的なら、多少面倒であっても家電量販店に足を運ぶことをおすすめします。
ホームシアターを購入するメリット・デメリット
続いて、ホームシアターを購入するメリット・デメリットを整理していきます。
購入のメリット
ホームシアターを購入するメリットは次のとおりです。
- 完全新品を利用できる
- 使うほどコスパが上がる
ホームシアターを購入する最大のメリットは、「完全新品が自分のものになる」ことです。
また、使うほどにコストパフォーマンスが上がるので、長期利用を前提としている場合は購入がおすすめです。
購入のデメリット
ホームシアターを購入するデメリットは次のとおりです。
- レンタルよりも支出が大きい
同じ製品を利用するにせよ、購入とレンタルとでは、当然ながら購入の方がコストが大きくなります。製品によっては数十万円の差が生じるので、購入を躊躇してしまうこともあるでしょう。
ホームシアターを購入すべき人の特徴
ホームシアターを購入すべき人の特徴とは、「長期的に利用する可能性の高い人」です。長期利用を前提とすると、購入よりもレンタルの方がコストが上がってしまいます。
たとえば、「エプソン EH-LS800」をレンタルすると月額12,500円であり、26ヶ月以上利用すると購入よりもコストが高くなります。ホームシアターはそうそう買い替えるものではないので、長期利用を前提とするなら、購入の方が圧倒的に安く済みます。
したがって、ホームシアターを長期的に利用する可能性があれば、家電量販店で実機を触ったり、口コミをくまなくチェックしたり、レンタル以外の方法で情報収集を行なってから気になった製品を購入してみましょう。
初めてのホームシアターなら「モバイルプロジェクター」がおすすめ
自宅にホームシアターを導入するのが初めての方には、モバイルプロジェクターの購入をおすすめします。モバイルプロジェクターとは一般的な製品よりも小型・軽量で、持ち運びきる製品のことです。
たとえば、「KABĒNI(カベー))」シリーズはモバイルプロジェクターとして3つのモデルを展開しており、いずれも楽天市場で4.59以上の高評価を獲得しています(2024年8月時点)。
<スマホ型で持ち運びやすいカベーニ>
<明るさが4倍にアップしたカベーニプロ>
<シリーズ最高峰のカベーニプロ2>
モバイルプロジェクターなら「エプソン EH-LS800」といったハイエンド製品よりも安く購入できる上に、持ち運びも可能なので家のどこにでも投影でき、屋外でも使用できます。
まとめ
記事では、ホームシアターのレンタルと購入を比較しました。ホームシアターは「大画面ディスプレイに5.1ch以上のサラウンドシステム」という一般的な認識がありますが、実際のところホームシアターに定義はありません。
コンテンツを投影できる機器があり、自分で納得できる環境ならばそれは立派なホームシアターです。「好きな場所をホームシアターにしたい」という方は、カベーニシリーズをぜひお試しください。
現在、生活提案型店舗の「二子玉川 蔦屋家電」にて、カベーニシリーズが並んでいます。近くに寄った際は、カベーニシリーズのサイズと性能をぜひご体感ください。