プロジェクターで壁は変色する?賃貸一人暮らしの気になる疑問を解消

プロジェクターで壁は変色する?賃貸一人暮らしの気になる疑問を解消

一人暮らしの方がプロジェクターを使用する際に気になるポイントの一つは、「壁が変色するか」です。

賃貸ならなおのこと、壁が変色してしまわないか心配ですね。

そこでこの記事では、壁が変色する主な原因からプロジェクターで壁が変色するか否かをご紹介します。

映画・ドラマなどを安心して楽しむためにも、ぜひ参考にしてみてください。

壁が変色する主な原因とは

生活の中で壁が変色する原因は、主に3つあります。

  • 太陽光に含まれる紫外線
  • タバコの煙に含まれるヤニ
  • 花粉など空気中に含まれる物質

それぞれ詳しくご紹介します。

太陽光に含まれる紫外線

太陽光に含まれる光には可視光線と赤外線、そして紫外線の3つが含まれています。

その中でも紫外線は特にエネルギーが強く、物質に化学変化を起こしやすい特徴があります。

たとえば壁紙に紫外線が当たると、塗料の結合が破壊され、これを原因として黄色く変色していくことがよくあります。

紫外線が長時間当たるような窓付近の壁が変色しやすいのはこのためです。

紫外線による壁の変色を防ぐために、外出時や特に紫外線が強い日には遮光カーテンをひき、壁に紫外線が長時間当たらないようにしましょう。

タバコの煙に含まれるヤニ

タバコを吸うと歯が変色しますが、室内ではこれと同じことが壁にも起きています。

ヤニは正式に「タール」と呼ばれる物質であり、タバコから出る煙のうち一酸化炭素やガス錠成分を除いた粒子状の成分のことです。

タールは黒褐色でl粘着性があり、粒子が細かいため物質に付着しやすい性質があります。

そのため室内でタバコを吸うと、壁などに付着して変色の原因になってしまうのです。

対策としては、室内でタバコを吸わないのが最も効果的です。それが難しい場合は、重曹をお湯で10倍に薄めたものを壁に吹きかけ、雑巾などで拭き取りましょう。

タールは酸性なので、アルカリ性の重曹で汚れを防止できます。

花粉など空気中に含まれる物質

花粉などの空気中に含まれるさまざまな物質も、壁を変色させる原因となります。

具体的には空気中の物質が水分と結びつき、これが壁に付着することで変色するのです。

そのため、湿度の高い部屋では花粉などによる壁の変色に注意してください。

ただし、タバコのヤニとは違い粘着性はないため、定期的に壁を水拭きするだけでも変色を防げます。

プロジェクターで壁は変色する?

では、プロジェクターは壁が変色する原因となるのでしょうか?結論から言って、「プロジェクターで壁が変色することは限りなくゼロに近い」と言えます。

ここではその理由をご紹介します。

プロジェクターの光に紫外線は含まれていない

プロジェクターは壁や専用スクリーンに光を投影し、映像を楽しむための危機です。そのため、光の投影によって壁が変色するのではないか、と心配する方も多いでしょう。

しかし、プロジェクターの光には太陽光のような紫外線が含まれていません。そのため、プロジェクターを壁に投影しても、変色するリスクはないと考えられています。

実際に壁投影のプロジェクターを数年間使用しても、壁の変色は見受けられませんでした。

ただし、「プロジェクターで壁は変色するか否か」という研究はどこでも行われていないため、ここでは「変色するリスクは限りなくゼロに近い」と表現しています。

壁に長時間投影した場合でも変色は見られないので、ぜひ安心してプロジェクターをご利用ください。

それでも気になる人は低ルーメンの商品を選ぼう

紫外線が含まれていないとはいえ、プロジェクターによる壁の変色が気になる方もいるでしょう。賃貸であれば尚のこと気になります。

そうした方は、低ルーメンの商品を選びましょう。「ルーメン」とはプロジェクターの明るさを表す単位で、ルーメンの数値が高いほど明るいプロジェクターであることを意味します。

壁の変色がどうしても気になるという方は、低ルーメンの商品を選べば、比較的安心して映画やドラマなどを楽しめるでしょう。

あるいは、プロジェクタースクリーンを購入するのもおすすめです。プロジェクタースクリーンがあれば壁に直接投影せずに映像を楽しめるので、壁変色の心配はありません。

 

壁投影とプロジェクタースクリーンどっちがおすすめ?

最後に、壁投影とプロジェクタースクリーン、それぞれおすすめしたい人の特徴をご紹介します。

壁投影がおすすめの人

プロジェクターの壁投影は、

 

  • 映画・ドラマなどを自由に楽しみたい方
  • プロジェクタースクリーンを買いたくない方

におすすめです。

プロジェクターによっては壁だけでなく天井にも投影でき、持ち運び可能な製品もあります。

そのため、特定の場所に投影するのではなく、映画やドラマ、アニメなどを自由に楽しみたい方におすすめです。

また、プロジェクタースクリーンを購入せずに大画面で映像を楽しみたい方にもおすすめします。

吊り下げ式のプロジェクタースクリーンの場合、100インチサイズで10,000円以上する商品が多いため、高い追加コストが発生します。

追加コストを発生させたくない方は、壁投影することを優先的に検討してみてください。

プロジェクタースクリーンがおすすめの人

プロジェクタースクリーンへの投影は、

  • 壁紙に色や柄があり映り方が変わってしまう方
  • 壁投影よりも映像を綺麗に映したい方

におすすめです。

プロジェクタースクリーンは100インチの商品で、12,000〜15,000円ほどで購入できます。

壁投影よりもコストはかかりますが、壁の変色がどうしても気になる方や、壁紙に色や柄があるという場合は購入を検討してみてください。

また、壁投影よりも映像を綺麗に映したい方にもおすすめです。壁投影でも十分綺麗な映像を楽しめますが、プロジェクタースクリーンの表面には凹凸がほぼないため、より美しい映像を楽しめます。

ただし、プロジェクタースクリーンは商品によって質の良し悪しが大きく変わるので、口コミ等をしっかりと調査した上で購入してください。

関連記事:天井投影が楽しめるおすすめプロジェクター5選【選び方も解説】

壁投影OK!一人暮らしにもおすすめのプロジェクター「KABENI」

一人暮らしの方から人気の高いプロジェクターが、スマホサイズで気軽に持ち運び可能な「KABENI(カベーニ)」です。

iPhone14と同等サイズで重量はわずか220g、それでいて1000ルーメンの明るさと5000mAhのバッテリー容量を持つ、パワフルなモバイル型プロジェクターです。

また、32GBの内部ストレージがあるためお気に入りの映画・ドラマなどを保存し、ネットワークのない環境でも映像視聴できます。

KABENIは専用の三脚が付属しているため、壁投影はもちろん天井投影もすぐに楽しめるのが特徴です。

持ち運びに便利なので引越し先にもかんたんに移動でき、一人暮らしにもおすすめのプロジェクターとなっています。

まとめ

この記事では、壁が変色する主な原因や、プロジェクターによって壁が変色するか否かをご紹介しました。

プロジェクターが発する光には紫外線が含まれていないため、壁が変色する心配はありません。

研究データなどはありませんが、プロジェクターを長年使用した経験から自信を持って言えることです。

賃貸・一人暮らしの方でも安心して壁投影できるので、これを気にプロジェクターを使って映画・ドラマを迫力ある映像で楽しみましょう!

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