これから一人暮らしをする方の中には、「テレビとプロジェクターどっちにしようか?」と悩んでいる方も多いでしょう。
結論として、一人暮らしの方にはプロジェクターがおすすめです。理由は『徹底比較!一人暮らしはプロジェクターとテレビどっちがおすすめ?』で解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
この記事では、一人暮らしの方がプロジェクターを選ぶ際に欠かせない5つの基礎知識をご紹介します。
基礎知識をしっかり身につけてから自分に合ったプロジェクター選びを目指しましょう。

一人暮らしプロジェクター選びの基礎知識
一人暮らしの方がプロジェクターを選ぶにあたって、以下5つの基礎知識を身につけておく必要があります。
- 投写距離
- ルーメン
- 解像度
- サイズ・重量
- dB(デシベル)
それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
投写距離
投写距離とは「画面サイズを◯◯インチするために必要なプロジェクターと壁の距離」のことです。
プロジェクターの投写距離を細かく紹介している製品は少ないですが、最短の投射距離がわかればおおまかな距離を算出できます。
たとえば「KABĒNI(カベーニ)シリーズ」の場合、投写距離は次のようになっています。
投写距離 |
画面サイズ |
||
カベーニ |
カベーニプロ |
カベーニプロ2 |
|
0.5m |
17インチ |
18インチ |
14インチ |
1m |
33インチ |
32インチ |
33インチ |
2m |
65インチ |
62インチ |
72インチ |
3m |
100インチ |
92インチ |
107インチ |
4m |
130インチ |
124インチ |
146インチ |
5m |
− |
150インチ |
180インチ |
あくまで概算であり、実際の画面サイズごとに必要な投写距離は、投写角度など環境によって異なります。
ルーメン
ルーメンとはプロジェクターが投写する光の強さを意味します。主に「ルーメン」と「ANSIルーメン」の2種類があり、それぞれ次のような特徴があります。
- ルーメン:プロジェクターに搭載されたLEDランプの明るさ
- ANSIルーメン:米国際規格協会が定めたプロジェクター光量の基準
ルーメンは光源そのものの強さを表しますが、ANSIルーメンは投影画面の明るさを測定します。そのため、ANSIルーメンの方が低めに出るのが注意すべきポイントです。
解像度
プロジェクターにおける解像度とは、映像の細かさを示す数値です。たとえばフルHD(1920×1080)なら、解像度は「207万3,600画素(dpi)」となります。
解像度が高いほど鮮明な映像が楽しめるので、自宅で映画やドラマ、アニメを大迫力で楽しみたい場合はフルHD以上がおすすめです。
ただし、用途によってはフルワイドVGA(854×480)でも綺麗な映像を楽しめるので、プロジェクターに対してどれくらいの解像度を求めるのかを事前に決めておきましょう。
サイズ・重量
プロジェクターによってサイズ・重量は大きく変わります。
たとえばカベーニプロの場合、サイズは「幅11.4cm×長さ11.4cm×厚さ2.9cm」と小さく、重量は465gとペットボトル1本分以下の重さです。
カベーニプロのように小型・軽量なプロジェクターは持ち運びにも便利ですが、同等スペックの製品の多くは1000〜1500gの重量があります。
据え置きとして楽しむなら問題はありませんが、持ち運びもでも使用する場合は小型・軽量なプロジェクターを選びましょう。
dB(デシベル)
プロジェクターから生じる騒音はdB(デシベル)で表されます。騒音レベルは以下の表を参考にしてみてください。
騒音レベル |
目安 |
具体例 |
20dB |
ほとんど聞こえない |
ささやき |
30dB |
小さく聞こえる |
深夜の郊外 |
40dB |
聞こえるが視聴に支障なし |
昼間の住宅地 |
50dB |
比較的気になる |
静かなオフィス |
70dB |
視聴に集中できない |
蝉の鳴き声(2m) |
多くのプロジェクターは騒音レベル20〜30dBほどなので、視聴に集中できないということはありません。
ただし安価なプロジェクターは静音性に欠ける製品が多いので、静かなプロジェクターをお求めの方は比較的高性能な製品を選びましょう。
一人暮らしにおすすめのプロジェクター3選
それでは、一人暮らしにおすすめのプロジェクター3選をご紹介します。まずは比較表をご覧ください。
比較項目 |
カベーニ |
カベーニプロ |
カベーニプロ2 |
価格 |
39,800円 |
49,800円 |
79,800円 |
サイズ |
1.8cmx8cm×14.5cm |
11.4cm×11.4cm×2.9cm |
12.8cm×12.8cm×3.4cm |
重量 |
220g |
465g |
542g |
明るさ |
1000ルーメン |
4000ルーメン |
4000ルーメン |
投影サイズ |
5〜130インチ |
5〜150インチ |
3〜180インチ |
コントラスト比 |
2000:1 |
500:1 |
5000:1 |
解像度 |
フルワイドVGA(約40万画素) |
フルワイドVGA(約40万画素) |
フルHD(約200万画素) |
バッテリー |
5000mAh |
4000mAh |
10500mAh |
ストレージ |
32GB |
32GB |
32GB |
メモリ |
1GB |
2GB |
2GB |
搭載OS |
Android |
Android |
Android |
それでは、各製品の特徴をご紹介します。
1. カベーニ
カベーニは、iPhone15と同等サイズのモバイル型プロジェクターです。
<iPhone15とのサイズ・重量比較>
カベーニ |
iPhone15 |
iPhone15 Pro MAx |
|
サイズ (厚さx幅x長さ) |
1.8cmx8cm×14.5cm |
0.8cmx7.8cm×14.8cm |
8.25cmx7.7cm×16.cm |
重量 |
220g |
171g |
221g |
小さい筐体でも映画やドラマ、アニメを大画面で楽しめるほどパワフルで、持ち運びしやすいため屋外でも気軽に使用できます。
<カベーニはこんな方におすすめ>
- エントリーモデルでも高性能な製品が欲しい
- インテリアを損ねないデザインを求めている
- 気軽に持ち運んで友人宅や屋外でも使いたい
2. カベーニプロ
カベーニプロはカベーニよりも4倍明るく、内蔵メモリは2倍でサクサク動作するプロジェクターです。
カベーニよりも鮮明な映像で映画やドラマ、アニメを楽しみたい方に向けた製品となっています。
<カベーニプロはこんな方におすすめ>
- より鮮明な映像で映画やドラマなどを楽しみたい
- 高性能と小型プロジェクターの良いとこ取りがしたい
3. カベーニプロ2
カベーニプロ2はカベーニシリーズのハイエンドモデルです。カベーニプロよりもさらに明るく、バッテリー容量は2倍以上あります。
室内でも屋外でもプロジェクターを最大限楽しみたい方に向けた製品です。
<カベーニプロ2はこんな方におすすめ>
- 小型でも本格的なプロジェクターを求めている
- 明るい部屋でも比較的見やすい商品が欲しい
- 鑑賞からビジネスまであらゆる用途で使いたい
まとめ
この記事では一人暮らしの方がプロジェクターを選ぶ際に欠かせない5つの基礎知識と、おすすめプロジェクター3選をご紹介しました。
プロジェクター選びで何より大切なのは、自分のライフスタイルや予算に合っているかどうかです。
「安いから」「高性能だから」と一つの要素にこだわるのではなく、総合的に評価した上で自分に合ったプロジェクターを選んでみてください。