天井投影ができるモバイルプロジェクターは、寝転びながら映画やドラマなどの映像コンテンツを楽しめる、贅沢な時間を作ってくれる製品です。最近では、小型・軽量でも高画質な製品が登場していることから、人気を集めています。
この記事では、自宅に届いてからすぐに天井投影ができるモバイルプロジェクター5選をご紹介します。選び方のポイントも合わせてご紹介するので、どれを選ぶか迷ったときの参考になれば幸いです。
天井投影ができるモバイルプロジェクター5選
それでは早速、天井投影ができるモバイルプロジェクター5選をご紹介します。それぞれの特徴を整理していくので、自分にぴったりの製品を探すヒントにしてみてください。
1. カベーニ
製品価格:39,800円
カベーニ(KABĒNI)は、スマホ対応・家庭用プロジェクターの中でも比較的小型・軽量です。サイズはiPhone 16 Pro Maxと同程度、重量はわずか220gと、屋外への持ち運びにも便利な製品となっています。
<カベーニとiPhone 16 Pro Maxのサイズ比較>
カベーニ |
iPhone 16 Pro Max |
|
サイズ (厚さ×幅×長さ) |
1.8cm×8cm×14.5cm |
0.83cm×7.8cm×16.3cm |
重量 |
220g |
227g |
カベーニは三脚が付属しているため、届いたその日に天井投影だけでなく、さまざまな場所への投影を楽しむことができます。また、同価格帯の製品の中では性能が高く、明るさは1000ルーメン、コントラスト比は2000:1と、暗い場所なら鮮明かつメリハリのある映像を楽しむことができる製品です。
2. カベーニプロ
製品価格:49,800円
カベーニプロ(KABĒNI PRO)は、カベーニの上位モデルにあたる製品であり、明るさは4000ルーメンとカベーニの4倍にアップしています。より鮮明な映像が楽しめるため、ワンランクアップした製品が欲しいという方にはカベーニプロがおすすめ。
サイズ感はカベーニよりも一回り大きいですが、それでも重量はわずか465g。小さめのバッグにすっぽりと入るサイズ感なので、カベーニ同様に室内でも屋外でも楽しめる製品となっています。
カベーニと同じく三脚が付属しているため、すぐに天井投影を楽しむことができます。また、同価格帯の製品の中ではルーメンが高く、映画やドラマだけでなく、ゲームを楽しみたい方にもおすすめです(FPSのような高速処理が必要なゲームには向いていません)。
3. カベーニプロ2
製品価格:79,800円
カベーニプロ2(KABĒNI PRO2)は、カベーニシリーズの最上位モデルであり、カベーニプロのパワフルな性能はそのままに、コントラスト比が10倍アップしています。これにより、カベーニプロよりもメリハリのある映像を楽しめるのが、カベーニプロ2の大きなメリットです。
また、カベーニプロ2は他のハイエンド製品同様に「オートフォーカス機能」を搭載しています。投影時のピント調整を自動的に行ってくれるため、カベーニシリーズの中でも視聴の快適性が最も高い製品です。
カベーニプロ2にも三脚が付属しているので、届いたその日にフルHDの美しい映像で天井投影を楽しむことができます。
4. Nebula Capsule 3
製品価格:69,990円
Nebula Capsule 3は円筒形の家庭用プロジェクターで、カベーニプロ2と同じようにフルHDの映像を楽しめる製品です。ただしコントラスト比は「400:1」と、カベーニプロ2の10分の1以下なので、くっきりとした映像で楽しみたいならカベーニプロ2がおすすめ。
Nebula Capsule 3には三脚が付属していないため、事前の購入が必要です。したがって、天井投影を楽しむためにはプラス2,000〜5,000円ほどと考えておきましょう。
5. BenQ GV50
製品価格:119,800円
BenQ GV50は、Bluetoothスピーカーを搭載した家庭用プロジェクターであり、映像だけでなく音楽も楽しめる製品です。柔軟な角度調整により天井投影も可能なので、ベッドで寝転がりながら映像を楽しみたい方にもおすすめ。
ただし、カベーニプロ・カベーニプロ2に比べると重量が1.5kg以上重く、サイズも大きいので持ち運びには不向きです。また、バッテリーを内蔵していないので、外への持ち運びや部屋間の持ち歩きには向いていません。
<カベーニプロ・カベーニプロ2とのサイズ比較>
カベーニプロ |
カベーニプロ2 |
BenQ GV50 |
|
サイズ (厚さx幅x長さ) |
2.9cm×11.4cm×11.4cm |
3.4cm×13.2cm×13.2cm |
13.0cm×21.1cm×19.1cm |
重量 |
465g |
560g |
2.1kg |
天井投影・モバイルプロジェクターの選び方をチェック
天井投影できるモバイルプロジェクターを選ぶ際は、使うシーンや投影角度、性能や付属品などを総合的に確認することが大切です。ここでは、4つのポイントに分けて天井投影対応のモバイルプロジェクターの選び方を紹介していきます。
プロジェクターの活用シーンを考える
まずは、どのようなシーンでモバイルプロジェクターを使いたいのかを明確にしておきましょう。たとえば、寝室でベッドに寝転びながら映画を見たい場合と、子供の寝かしつけに使用したい場合とでは、必要な機能が異なります。
自宅での使用がメインなら、まずはWi-Fi接続やストリーミングに対応している製品を選びましょう。また、子供の寝かしつけに使用する場合は静音性をチェックするなど、使い方に合わせていくつかの製品をピックアップしましょう。
プロジェクターの調整角度を把握する
モバイルプロジェクターを天井投影で楽しむなら、製品ごとの調整角度をしっかりと把握しておきましょう。たとえば、今回ご紹介したモバイルプロジェクターの中で、カベーニ・カベーニプロ・カベーニプロ2・Nebula Capsule 3は三脚に取り付けられるため、自由な角度調整が可能です。
一方で、BenQ GV50は専用台座に載せることを想定しているため、他の製品よりも調整角度が限られます。インテリアの配置によっては使いにくいケースもあるため、「どの天井に投影するか?」を決めた上で、製品ごとの調整角度を把握し、最適な製品を選びましょう。
プロジェクターごとの性能を比較する
モバイルプロジェクターで天井投影を楽しむためには、製品ごとの性能を比較することも大切です。明るさ(ルーメン)やコントラスト比だけでなく、解像度やバッテリー容量などもチェックし、使用目的に合った製品を選びましょう。
「モバイルプロジェクターの性能について知りたい」という方は、『プロジェクターの選び方】7つのポイントで最適な製品が選べる』を参考にしてみてください。
付属品の内容をチェックしておく
最後に、製品ごとの付属品の内容をしっかりとチェックした上で、自分に合った製品を選びましょう。
たとえば、カベーニ・カベーニプロ・カベーニプロ2には三脚が付属していますが、Nebula Capsule 3には付属していないため、別途購入が必要になります。付属品の内容をしっかりとチェックし、自宅に届いたらすぐに天井投影を楽しめるようにしましょう。
まとめ
この記事では、自宅に届いたらすぐに天井投影ができるモバイルプロジェクター5選と、製品選びのポイントをご紹介しました。天井投影に対応したモバイルプロジェクターを選ぶ際は、使用シーンや角度調整のしやすさ、基本性能、付属品の内容といった複数のポイントをバランス良く比較することが大切です。
特に、「届いてすぐに天井投影を楽しみたい」という方は、必要な付属品が揃っている製品を選ぶといいでしょう。今回ご紹介したポイントを参考に、自分に合ったモバイルプロジェクターを選んでみてください。