ホームシアターを自宅に入れたいが、「すぐに使わなくなった」などの声を聞いて躊躇している方も多いでしょう。実際のところ、ホームシアターセットを購入して後悔した人は少なくありません。
そこでこの記事では、なぜホームシアターで後悔するのか、その理由と後悔しないためのホームシアターセット選びについて解説します。
ホームシアターで後悔する理由とは
ホームシアターセットを購入して後悔した人の多くは、ここでご紹介する5つの理由のうちいずれかに該当します。まずは後悔する理由を知り、自分にとってホームシアターが本当に必要かどうかを検討しましょう。
好きなコンテンツを視聴できない
勢いでホームシアターセットを購入したものの、「好きなコンテンツを視聴できない」はよくある失敗パターンです。
たとえば、ホームシアターセットを購入したからといって、Amazonプライム・ビデオなどのVODサービスをそのまま映せるわけではありません。プロジェクターならVODアプリに対応している必要があり、TVモニターならFire TV Stickなどの端末が必要です。
こうした下調べが不十分なままホームシアターセットを購入すると、好きなコンテンツを視聴できず、そのまま使用しなくなるケースがあります。
オーバースペックの機器を買ってしまった
ホームシアター向けの製品は多種多様で、ハイエンド製品の中には数十万円するものもあります。性能面ばかりに気を取られてそうした製品を購入すると、オーバースペックで後悔する可能性が高いので注意しましょう。
まず大切なのは、「ホームシアターを作る目的」を明確にすることです。週末にちょっとした映画を楽しむ程度なら、数十万円の製品を買い揃えなくても快適なホームシアターを作ることができます。
粗悪品を買ってしまった
オーバースペックとは反対に、粗悪品を買ってしまうケースもあります。とりわけAmazonなどで販売されているノーブランド製品には注意してください。安価な製品が多いものの、ほとんど使用できない製品も少なくありません。
プロジェクターなどホームシアター用の製品を購入する際は、販売元やブランドが信用できるかどうかや、製品口コミをしっかりチェックした上で購入可否を検討しましょう。
プロジェクターの特性を理解していなかった
ホームシアター用にプロジェクターを購入したはいいものの、プロジェクターの特性を理解していなかったことで後悔するケースもあります。
プロジェクターはTVと異なり、大画面の映像を気軽に楽しめる製品です。白い壁面に投影すればスクリーン不要なので、プロジェクターを購入するだけでホームシアター感を楽しめるのが魅力です。
一方で、どんなにルーメン(明るさ)の高いプロジェクターでも、部屋が明るいままでは映像が観にくいため、必ず部屋を暗くした上で鑑賞しなければいけません。この特性を理解しないまま購入し後悔する方もいるので注意してください。
設置場所を考えていなかった
自宅にホームシアターを作るためには、それなりの設置スペースが必要です。たとえばプロジェクターだけでホームシアターを作るにせよ、しっかり投影できる壁面スペースやプロジェクタースクリーン、さらに十分な投影距離も必要です。
本格的なホームシアターを作る場合はさらに広いスペースが必要になるため、設置場所を考えないままホームシアターセットを購入し、後悔するケースが少なくありません。
後悔しないホームシアターセット選びを解説
ホームシアターで後悔する理由を知ったところで、後悔しないホームシアターセット選びについてご紹介します。
1. 最低限必要なのは「プロジェクター」だけ
自宅にホームシアターを作る上で、最低限必要なのはプロジェクターのみです。例えば、壁面が白くそれなりのスペースを確保できるようなら、プロジェクター1つあればホームシアター感を十分楽しめます。
また、プロジェクターの多くはスピーカー内蔵なので、焦ってスピーカーを購入する必要もありません。
まずは1台、気になったプロジェクターを購入しホームシアター感を楽しんでみましょう。そうして初めて、「自分にはこれくらいが丁度良い」など、必要としているホームシアターの規模を知ることができます。
「形から入りたい」という気持ちもあるかもしれませんが、まずはプロジェクターだけ用意して、後悔しないホームシアターづくりを始めましょう。
2. プロジェクター選びのポイントを押さえよう
続いて、プロジェクター選びのポイントを押さえましょう。主なポイントは以下の5つです。
- 投影する壁や天井の大きさ・材質を確認する
- 設置場所(レイアウト)を事前に考える
- 自分にとって最適なスペックを考える
- 製品価格ではなくコストパフォーマンスを重視する
- 付属品をチェックし必要なものが揃っているか確認する
「5. 付属品をチェックし必要なものが揃っているか確認する」は割と重要なので、しっかりチェックしておきましょう。
プロジェクターを固定するための三脚はもちろん、USBケーブルやHDMIケーブルなど、プロジェクターを使用するのに必要な付属品が揃っていないと、追加で購入しなければいけません。
3. 必要に応じて音響などを整えよう
気になったプロジェクターを購入し使用してみて、「音響をもっと良くしたい」などの要望が出てきたときに、必要に応じて周辺機器を購入しましょう。
また、音響などを整える場合においてもオーバースペックにならないよう注意してください。ホームシアターといえば5つ以上のスピーカーで構成するサラウンドシステムが人気ですが、2つのスピーカーで構成するステレオシステムでも臨場感のある音響を楽しめます。
スピーカーの質をそこそこにサブウーファーに予算を割けば、低音がクリアになるので、「何に予算をかけるか」を考えるのも重要です。
後悔しにくい「モバイルプロジェクター」がおすすめ
ホームシアター作りにおいておすすめしたいのが、「モバイルプロジェクター」です。モバイルプロジェクターは通常のプロジェクターよりも小型・軽量なので、家中の好きなところで投影できるメリットがあります。
映像技術の進歩によりモバイルプロジェクターでも明るく鮮明な映像を楽しめるので、初めてのホームシアター作りにおすすめです。
<鮮明な映像が楽しめるモバイルプロジェクター「カベーニプロ2」>
大型の家庭用プロジェクターに比べると安価な製品が多いため、「後悔しにくい」のもモバイルプロジェクターの特徴です。「ホームシアターはやっぱり必要ない」と思っても、モバイルプロジェクターなら屋外で使用したりTV代わりに使用したり、さまざまな用途があります。
ホームシアターの後悔するリスクを少しでも減らしたいという方は、モバイルプロジェクターの購入をぜひ検討してみてください。
まとめ
この記事では、ホームシアターで後悔する理由や、後悔しないためのホームシアターセット選びについて解説しました。
今回ご紹介したように、ホームシアターで後悔しないためにも、まずはモバイルプロジェクターの購入・導入から初めてみてください。
モバイルプロジェクターなら小型・軽量かつ、用途に合わせてスペックが選べる「カベーニシリーズ」がおすすめです。モデルごとに特徴が異なるので、ホームシアターの規模やご予算に合わせて最適なカベーニをお試しください。