スマホと接続して、スマホの内の映像を気軽に投影できる家庭用プロジェクターは、その手軽さと利便性から人気が高まっています(有料コンテンツの無線ミラーリングは不可、有線ミラーリングは可能)。
この記事ではそんな、スマホ対応の家庭用プロジェクターおすすめ5選と、製品選びのポイントをご紹介します。家庭用プロジェクターの購入を検討している方は、自分のニーズに合った製品を選ぶ参考にしてみてください。
スマホ対応の家庭用プロジェクターおすすめ5選
それでは早速、スマホ対応の家庭用プロジェクターおすすめ5選をご紹介します。それぞれの特徴を整理していくので、自分に合うものを見極めて選んでみてください。
1. カベーニ
製品価格:39,800円
カベーニ(KABĒNI)は、スマホ対応・家庭用プロジェクターの中でも比較的小型・軽量です。サイズはiPhone 16 Pro Maxと同程度、重量はわずか220gと、屋外への持ち運びにも便利な製品となっています。
<カベーニとiPhone 16 Pro Maxのサイズ比較>
カベーニ |
iPhone 16 Pro Max |
|
サイズ (厚さ×幅×長さ) |
1.8cm×8cm×14.5cm |
0.83cm×7.8cm×16.3cm |
重量 |
220g |
227g |
また、同価格帯の製品の中では性能が高く、明るさは1000ルーメン、コントラスト比は2000:1と、暗い場所なら鮮明かつメリハリのある映像を楽しむことができます。
NetflixやAmazonプライム・ビデオ、Hulu・U-NEXT・ABEMA・Tverのアプリに対応しているため、さまざまな映像コンテンツをすぐに楽しめるのも、カベーニの大きなメリットとなっています。
2. カベーニプロ
製品価格:49,800円
カベーニプロ(KABĒNI PRO)は、カベーニの上位モデルにあたる製品であり、明るさは4000ルーメンとカベーニの4倍にアップしています。より鮮明な映像が楽しめるため、ワンランクアップした製品が欲しいという方にはカベーニプロがおすすめ。
サイズ感はカベーニよりも一回り大きいですが、それでも重量はわずか465g。小さめのバッグにすっぽりと入るサイズ感なので、カベーニ同様に室内でも屋外でも使いやすく、幅広いシーンで活用できます。
また、同価格帯の製品の中ではルーメンが高く、映画やドラマだけでなく、ゲームを楽しみたい方にもおすすめです(FPSのような高速処理が必要なゲームには向いていません)。
ちなみに、カベーニシリーズ3製品はすべて、EShareを使用したスマホの画面ミラーリングに対応しています。
3. カベーニプロ2
製品価格:79,800円
カベーニプロ2(KABĒNI PRO2)は、カベーニシリーズの最上位モデルであり、カベーニプロのパワフルな性能はそのままに、コントラスト比が10倍にアップしています。これにより、カベーニプロよりもメリハリのある映像を楽しめるのが、カベーニプロ2の大きなメリットです。
また、カベーニプロ2は他のハイエンド製品同様に「オートフォーカス機能」を搭載しています。投影時のピント調整を自動的に行ってくれるため、カベーニシリーズの中でも視聴の快適性が最も高い製品です。
さらに、カベーニプロ2はフルHD(約200万画素)で映像を楽しめる製品なので、映像の質にこだわりたい方にもおすすめです。もちろん、バッテリー内蔵&モバイルバッテリー使用可能なので、屋外でもプロジェクターによる映像を楽しむことができます。
4. Nebula Capsule 3
製品価格:69,990円
Nebula Capsule 3は円筒形の家庭用プロジェクターで、カベーニプロ2と同じようにフルHDの映像を楽しめる製品です。ただしコントラスト比は「400:1」と、カベーニプロ2の10分の1以下なので、くっきりとした映像で楽しみたいならカベーニプロ2がおすすめ。
スマホの画面ミラーリングに対応しているため、映画やドラマ、ゲームなどを気軽に楽しむことができます。ただし、さまざまな角度で投影するには公式のプロジェクター用スタンド(4,990円)が必要なので、プラス5,000円と考えましょう(カベーニシリーズは三脚付属)。
5. JMGO PicoFlix
製品価格:89,980円
JMGO PicoFlixは、ボトル型・横型のデザインが特徴的なプロジェクターです。ボトル型の本体を上下に回転させることで、最大127度の調整が可能となっており、天井投影もほぼ真上に投影できる製品となっています。
内蔵バッテリーは10,000mAhを搭載しているので、2時間映画なら1本分は内蔵バッテリーのみで視聴可能です。また、カベーニプロ2と同じようにコードレスなので、投影する場所を選びません。室内でも屋外でも、好きな場所に投影できます。
ただし、製品レビューでは「アダプタが熱くなる」「揺らしただけで電源が入る」など、電源周りに関する課題が指摘されているので、購入前にじっくりと検討しましょう。
スマホ対応の家庭用プロジェクターの選び方
ここでは、「予算設定」「製品選定」「ワイヤレス接続」「性能比較」といった4つの重要ポイントで、スマホ対応・家庭用プロジェクターの選び方をご紹介します。製品選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
プロジェクター購入の予算を決める
スマホ対応・家庭用プロジェクターの製品選びでまず行うべきことは、自分のライフスタイルや使用目的に応じた予算設定を行うことです。家庭用プロジェクターの価格は安いもので1万円、高性能な機種では10万円以上と幅広く、価格によって性能や使い勝手に大きな差があります。
「寝室で動画を観たいだけ」「色んな場所に持ち運んで視聴したい」といった明確な使用目的があると、必要な機能を絞り込めるため、予算を設定しやすくなります。高額製品が必ずしも正解とは限らないため、まずは必要な機能とコストのバランスを見極めながら、最適な予算を考えてみましょう。
気になる製品をピックアップする
プロジェクター購入の予算が決まったら、その範囲内で気になる製品をいくつかピックアップしてみてください。楽天やAmazonなどの通販サイトを使用すれば、価格帯で製品検索ができるので便利です。
同時に、製品を実際に使用した人の評判・口コミをチェックすることも重要です。「スマホとの接続がスムーズだった」など、具体的な使用感を知ることで、製品選びの判断材料として非常に参考になります。
ワイヤレス接続について確認する
スマホと家庭用プロジェクターを快適に接続するためには、ワイヤレス機能の有無や対応規格を確認しておくことも大切です。最近の家庭用プロジェクターの多くは、Wi-FiやBluetoothに対応しており、ケーブルなしでスマホと接続できる製品が主流になっています。
その中でも、ミラーリング機能が搭載されている機種であれば、スマホの画面をそのまま投影することができ、スマホで撮影した映像などを気軽に大画面で楽しめるのが特徴です。
ただし、製品ごとにミラーリングのやり方が若干異なるので、その点までしっかりとチェックし、使いやすい製品を選ぶことが大切です。
プロジェクターごとの性能を比較する
最後に、ピックアップした製品の性能をしっかりと比較し、性能とコストのバランスを考えて自分に合った製品を選びましょう。
家庭用プロジェクターの性能の中でも、特に重要なのが「明るさ(ルーメン)」と「コントラスト比」です。ルーメンやコントラスト比が高い製品なら、鮮明な映像を楽しむことができ、快適な視聴につながります。
ただし、事前に決めておいた使用目的を軸に、オーバースペックにならないよう注意してください。たとえば、常に暗い部屋で使用することを想定しているなら、明るさが1000ルーメンもあれば十分であり、それ以上ではオーバースペックになる可能性があります。
家庭用プロジェクターの性能についてわからないことがあれば、以下の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
この記事ではスマホ対応の家庭用プロジェクターおすすめ5選と、製品選びのポイントをご紹介しました。最近の家庭用プロジェクターの多くはスマホ接続に対応していますが、細かい点で異なることがあります。今回ご紹介した製品選びのポイントを参考に、自分に合ったスマホ対応・家庭用プロジェクターをぜひ選んでみてください。